※いっちょ前に分類学について話しますが私は素人です。
おはようございます。
DIPTERAです。
今回はちょくちょく昆虫とクモが「むし」と一括りにされがちなのが気になり調べてみました。
クモは昆虫では無いと知識では知っている方が多いと思いますが、やはり同じ括りと言いいますか、昆虫とクモは親戚ぐらいに思っている方が多い様に感じます。私も実際そう感じます。
なので、当記事では
- 昆虫とクモが親戚なら人間はどの生物とまで親戚になるのか?
という視点で、感覚的にも理解しやすい様に深掘っていきたいと思います。
気になる方、またはちょっとした雑談の種にでもどうぞ。
以下、目次です。
結論だけ知りたい方は目次から結論まで飛んでください。
昆虫とクモが一括りにされている例
遊戯王OCG
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/2bba00a1.d8831a04.2bba00a2.d9d5f1e3/?me_id=1250601&item_id=10045359&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fcard-museum%2Fcabinet%2Fyuugiou%2Fyuugi5-6%2Fsovr-jp018-r.gif%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
遊戯王OCGのスパイダーと名のついたクモ型のモンスター達は昆虫族ですね。
アニメ遊戯王5D’sでダークシグナーのリーダー格であるルドガーが大量のクモ型モンスターを使用していましたが、全て昆虫族のモンスターでした。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/2bba00a1.d8831a04.2bba00a2.d9d5f1e3/?me_id=1250601&item_id=10045389&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fcard-museum%2Fcabinet%2Fyuugiou%2Fyuugi5-6%2Fsovr-jp045-n.gif%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
ちなみにこのクモ型のモンスター達もしっかりクモの巣に引っ掛かります……。
カードファイト!! ヴァンガード
種族がインセクト(昆虫)のみで構成されるクラン(大まかなデッキタイプの括り)にメガコロニーと言うモノが有ります。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/2bba318e.98405b8a.2bba318f.d12872f3/?me_id=1271436&item_id=10114701&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fauc-famikonkun%2Fcabinet%2Fpos%2Fn5%2F273215.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
そのメガコロニーのトップであるグレドーラ女王陛下もクモ型のユニットです。
もちろん他のメガコロニーのユニットに漏れずインセクト。
クモ型というよりアラクネ型かも知れませんが、とにかくお美しい……。
ポケットモンスター
ポケモンでは昆虫やクモ、ほとんどの節足動物をむしタイプでまとめていますね。
出典:ポケモンずかん
私が進化先追加を望んでやまないアリアドスもむしタイプ。
脚は六本(四本?)だけど「くものす」覚えるしアリアドスも間違いなくクモ。(確信)
出典:ポケモンずかん
むしタイプ軟体動物も混ざってるけど……。
こんなカッコいいナメクジ他にいるのかな……?
日常生活でも
個人的に馴染みがあって例として挙げ易かったのでゲーム関連が多くなりましたが、やはり日常的に昆虫とクモ、ついでにムカデやダンゴムシなんかは「むし」と一括りにされがちですよね~。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/2bba5ae7.8b9d916f.2bba5ae8.1d4925a2/?me_id=1274827&item_id=10085170&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Ftsuruha%2Fcabinet%2Fshouhin66%2F10147191.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
という事で、次から分類学で昆虫とクモが親戚なら人間はどの生物とまで親戚なのか見ていきましょうか。
そもそも昆虫ってなに?クモって何?
では、昆虫とクモについての分類学上の立ち位置を我らがウィキペディア先生に聞いてみましょう。
まずは昆虫から。
昆虫(こんちゅう、insect)は、六脚亜門の昆虫綱(学名: Insecta)に分類される節足動物の総称である。昆虫類とも総称されるが、これを昆虫と内顎類を含んだ六脚類の意味で使うこともある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキペディア先生曰く昆虫とは「節足動物の中で六脚亜門昆虫綱」に分類される生物の事らしい……。
では、クモとは何なのかも聞いてみましょう。
クモ(蜘蛛、英: spider)は、節足動物門鋏角亜門クモガタ綱クモ目(クモもく、Araneae)に属する動物の総称である。網を張り、虫を捕食することで一般によく知られている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ふむふむ。
こちらの方が分かり易く書いてありますね。
つまりクモとは「節足動物門鋏角亜門クモガタ綱クモ目」に分類される生物であると。
つまり分類学の基本である界・門・綱・目・科・属・種の内、門レベルで昆虫とクモは同じだという事です。
人間の分類
クモと昆虫が門レベルで同じだと判明した訳で、ここから人間の分類学上の立ち位置を順を追って見ていきましょう。
下位分類から同レベルの生物と共に紹介していきます。
種小名ホモ・サピエンス
![](https://www.diptera-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/001-03-686x1024.jpg)
ご存じの方も多いでしょうが、我々現生人類は学名をホモ・サピエンス(またはホモ・サピエンス・サピエンス)と言います。
もちろん現生種は我々人間のみ。
余談ですが、学名の多くはラテン語です。
Homo sapiensだと「知恵のある人」という意味になるそう。
ちなみに筆者の名前のDIPTERAはハエ目のラテン語。
PTERAは「翼」でプテラノドンと同じと言えば分かり易いですかね?
話が逸れました。
次に行きましょう。
ヒト属
お次はヒト属ですが、こちらも現生種は人間のみです。
![](https://www.diptera-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/001-04.png)
有名どころではネアンデルタール人なんかがヒト属の絶滅種ですね。
ヒト科
チンパンジー、ボノボ、ゴリラが属しているグループです。
ここも人類の親戚感強いですね。
![](https://www.diptera-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/001-05-683x1024.jpg)
森の賢人ことオラウータンもここに分類されています。
霊長目
間に細かい分類は有りますが、順当に目まで飛ばしましょう。
霊長類の方が聞き馴染みがあるかもしれませんが霊長目です。
ヒト科に比較的近い種だとオナガザル科(ニホンザルもここ)やテナガザル科。
少し遠いとキツネザル科、アイアイ科、ロリス科となってきます。
![](https://www.diptera-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/001-06-1.png)
前者はともかく後者は親戚というには厳しくなってきた…?
哺乳綱
こちらも哺乳類の方が聞き馴染みがあるでしょうが、こちらも正確には哺乳綱。
比較的に霊長目に近いのはネズミやウサギ等。
![](https://www.diptera-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/001-07-1024x783.jpg)
遠いと卵を産むカモノハシやハリモグラが同じ哺乳綱ですね。
![](https://www.diptera-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/001-08-1024x770.jpg)
もうこの時点で卵を産み出しちゃいましたね~。
![](https://www.diptera-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/001-09-1024x680.jpg)
カモノハシ程遠くは無いですが、クジラも四肢がヒレになっちゃってますしね。
脊椎動物亜門
本当は脊索動物門まで飛ばしたかったのですが、ここは皆さんご存じであろう脊椎動物こと脊椎動物亜門を挟みましょう。
もう説明は不要でしょうし、哺乳綱に近い順から羅列。
まずは鳥綱。
![](https://www.diptera-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/001-10-1024x682.jpg)
次に爬虫綱。
![](https://www.diptera-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/001-11-1024x685.jpg)
続いて両生綱。
![](https://www.diptera-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/001-12-1024x670.jpg)
最後に魚綱。
![](https://www.diptera-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/001-13-1024x683.jpg)
人と馴染みの深い生物が並んでいますね。
一応、親戚とは言わないまでも親近感ぐらいはわきますかね?
ペットや食材として活用される動物も多い分類群ですし。
脊索動物門
あまり聞きなれないと思いますが、我々ホモ・サピエンスが分類されている門は脊索動物門と言います。
ここが昆虫とクモを分ける分類階級。
人間だと対応する生物は何になるんでしょう……?
ちなみに脊索動物門は脊椎動物亜門・尾索動物亜門・頭索動物亜門に分かれます。
まずは尾索動物亜門の生物は……、
ホヤです……。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホヤです……。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/2bbc4c93.4f93688d.2bbc4c95.19afc3ff/?me_id=1279495&item_id=11625878&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Ffullahead%2Fcabinet%2F07535276%2F07535282%2Fvg-d-vs06-094.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
ホヤです……。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
美味しそう……。(画像はホヤの刺身)
ホヤを親戚と思える人、世界に何人いるんだろ……?
しかし、まだ我々には頭索動物亜門の生物が残っています!!
張り切って見ていきましょう!!
頭索動物亜門の生物……、それは……。
ナメクジウオです……。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
……、誰……?
そもそも生物……?
結論
という事で結論。
- 昆虫とクモを親戚とする場合、我々人間の親戚にあたる生物はホヤ(またはナメクジウオ)まで。
昆虫とクモの分類学上の距離が人間と魚以上に隔たれていたとは……。
最終的には四肢どころかヒレまで無くなりましたからね~。
今後も気になる事や趣味の話題など、いろいろ取り上げたいと思います。
最後まで読んで下さった方々、本当にありがとうございました。
それでは、またお会い出来る日を。
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