おはようございます。
DIPTERAです。
出典:【公式】遊戯王OCG
当記事では2022/11/30に判明したストラクチャーデッキ−蟲惑魔の森−に収録される最後の新規カード「ホールティアの蟲惑魔」が判明しましたのでご紹介&考察していきます。
狂宴への誘いパック最後の1枠ですね。
ホールにも蟲惑魔にも属する初のカードです。ありがてぇ……。
当ブログでは普段ホール通常罠も落とし穴通常罠もまとめて落とし穴と表記していますが、当記事ではややこしいのでホールティアの所属カテゴリに関してはホールで統一します。
それでは、まずはカードの詳細から始め、その後は既存のカードとの相性などを考察していきましょう。
モチーフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モチーフは原初の食虫植物とも言われるキバナツノゴマと思われます。
昆虫を捉えることは出来ても自身で栄養に変えることは出来ないらしく、厳密には食虫植物の定義からはずれるみたいです。
後、既に同じ元ネタのモンスターが遊戯王OCGには存在しますね。遊戯王のモチーフの網羅具合がスゲェ……。
カード名のホールティアもキバナツノゴマの学名のイビセラ・ルテア(Ibicella lutea)からでしょう。
原初の食虫植物ともいわれる生物の蟲惑魔がホール通常罠の罠モンスターとは意味深ですね~。
あくまで本体は通常罠である落とし穴で、モンスターである蟲惑魔たちはそこから生まれた存在に過ぎないと言うことを示唆しているようにも感じます。性能的には蟲惑魔が落とし穴使いこなしているようにしか見えないけど。
原初の蟲惑魔故に進化し切れていないのか、イラストも既存の蟲惑魔たちに比べやや禍々しい印象を受けますね。それでも可愛いけど。
完全に個人の願望ですが、個人的に原始的なクモのハラフシグモ科(キムラグモなど)辺りで昆虫族版のホールティア来てくれたら嬉しいです。
出典:【公式】遊戯王OCG
ちなみにハラフシグモ科のクモはトタテグモやジグモ(アティプスのモチーフ)と似たような巣を作る事でも有名。
イラスト
出典:【公式】遊戯王OCG
イラストは褐色の少女が写っています。
他の蟲惑魔たちは比較的可憐ですが、彼女は可憐というよりワイルドという言葉の方が似合いますね。
右手と両足が黒々としていて、まだ美少女の形を取り切れていない印象を受けます。まあ、可愛いんですけど。
頭部にキバナツノゴマのサヤにある爪を意識したと思われる角が生えていますが、昆虫の触覚みたいで非常にキュートですね。
最後の新規に魔法カードか罠カードが来る事は予想できていたので既存のどの蟲惑魔がイラストに写っているかを以前の記事で予想していましたが、まさか全く新しい子が来るとは……。
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テキスト
ホールティアの蟲惑魔
通常罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
このカードは手札から通常罠カード1枚を捨て、セットしたターンに発動する事もできる。
①このカードは発動後、通常モンスター(植物族・地・星4・攻400/守2400)となり、モンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。
②墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「蟲惑魔」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
性能
蟲惑魔専用のシェード・ブリガンダインと言える罠モンスターですね。
即座に発動できる罠モンスターという点からセラとの相性が非常に良く、蟲惑魔デッキでの展開の要となっているカードです。
シェード・ブリガンダインとの比較は次の項で行います。
②の墓地効果では蟲惑魔の蘇生まで可能。
耐性こそ消えるものの蟲惑魔としてはステータスの高めなエクシーズモンスターやリンクモンスターまで蘇生できるのは大きいです。
特にリンクモンスターを蘇生できるのは素材として有用なので特にありがたいですね。
出典:【公式】遊戯王OCG
こちらの効果だけでも優秀ですし、手札でダブった際は同名や蟲惑の誘い、ジーナのコストとしても適します。
蟲惑の誘いの墓地効果で除外されたホールティアをデッキに戻せるのも良いですね〜。
無論、罠カードなので相手ターンで蘇生効果を発動できるのも強力です。
トリオンでの疑似エンドサイクや安全な展開など、この点でも用途は多そうですね。
注意点としては墓地効果はカードの発動では無く効果の発動なのでセラのリクルート効果のトリガーにはならない点でしょうか?
まあ、そのデメリットを考慮してもセラとの相性が抜群に良いというのは変わりませんね。
出典:【公式】遊戯王OCG
後、これもデメリットと言えますが素材にしても通常罠なのでシトリスの耐性には寄与しません。
その分サーチ効果のコストとして取り除くのに適してはいますが、あちらのサーチが蟲惑魔モンスターしか対応しないのでホールティアがサーチできないのも少し残念ですね。
幸いセラやトリオン、リセなどのサーチ・リクルートには対応しているので、デメリットという程ではないですが。
リセでリクルートした場合はエクシーズ素材にして除外デメリットを回避したいですね。
※発動してモンスターになった時点で除外デメリット消えるそうです。→公式Q&A
誤った情報の掲載、誠に申し訳ございませんでした。
除外タイミングが指定されているティオの場合はデメリット回避できることを把握していましたが、モンスターになった時点でデメリット消えるのは予想外でした。このハエ、ニワカなんで……。
本当に使い勝手良いですね。
このQ&Aも面白かったのでついでにリンク貼っておきます。→公式Q&A
シェード・ブリガンダインとの比較
セットして即座に発動する場合、手札コストが必要なのでアドバンテージの面ではホールティアが劣ります。
また、シェード・ブリガンダインは各種幻影騎士団、ホールティアはホールなのでサーチはどちらも容易ですね。
ただ、蟲惑魔デッキで採用するカードを考慮するとホールティアの方がサーチ・リクルートは圧倒的に容易。
また、自身を特殊召喚する効果と同一ターンに両立はできませんが、墓地効果で蟲惑魔を蘇生できるのでディスアドバンテージは帳消しにできます。
サーチ以外でもホールである点は重要で、ホールティアはカズーラのサーチ・リクルートのトリガーにできます。
セラとカズーラの両方が存在する状態でホールティアを発動できればレベル4を4体含む蟲惑魔5体になるので、複数のエクシーズモンスターや高リンクモンスターに繋げられますね。
そして何よりコストが必要とは言え最序盤以降にも発動機会が多いホールティアの方が取り回しし易い点も大きな魅力。
蟲惑魔デッキならホールティアの方が状況を選ばず運用できそうです。
また、ステータスでもホールティアが遥かに勝っていますね。
最悪、壁にもできます。
弱点
強いて挙げれば落とし穴への耐性を持っていない点でしょうか?
自身を特殊召喚後は通常モンスター扱いとなりますので、蟲惑魔共通の耐性を持ち合わせていません。
自身のモンスターを巻き込む落とし穴も多いので、彼女はフレシアで守ってあげたいですね。
後、守備表示でしか特殊召喚できない点も一応は弱点と言えますか……?
攻撃力400だと追撃に向きませんし、アティプスでパンプしてもアタッカーとして微妙な数値なので大した問題では無さそうですけど。
総評
マジで蟲惑魔の欲張りセット来ましたよ……。
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判明分7種だけでも召喚権追加や自己特殊召喚、戦闘補助に破壊効果と大幅な強化ではありましたが、純構築だと後一手足り無いと思われていた部分に最高の一手が来ちゃいました。
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こんなに嬉しいことありますって位に蟲惑魔使いからしたら嬉しい新規ですね。
個人的に再録は少し弱いストラクですが、やはり新規>再録なのと一応は再録を望む声が大きかった増殖するGの再録もありますし、相当優良なストラクだと私は思います。
最後に
蟲惑魔使いの考えたオリカ(オリジナルカード)かな?
いや、蟲惑魔使いでももう少し自重したテキスト考えるでしょうよ……。
私の考えた効果も手札コストこそ不要でしたが墓地効果の蘇生なんて付けていませんよ!?
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このカードは正真正銘の革命カードでしたね。
天気予報と通じるものがあります。
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今年は天気予報(2022/1/15登場)で始まりホールティアの蟲惑魔(2022/12/3登場)で終わる1年だった……。
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