おはようございます。
DIPTERAです。
今回は10/5に判明したVジャンプ付属の甲虫合体ゼクスタッガーの効果について考察。
遊戯王で昆虫族がフィーチャーされるのは非常に珍しく、主観では不人気種族では無いと思うのですが長らく不遇でした。
ちなみに2021年に収録された唯一の昆虫族。
そんな昆虫族では希少なVジャンプ付属カードである甲虫合体ゼクスタッガー!!
詳しく見ていきましょう。
テキスト
まずはテキストから。
甲虫合体ゼクスタッガー
風属性/昆虫族/効果/☆8/ATK1500/DEF2600
このカードの①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①昆虫族モンスターが特殊召喚された場合に発動出来る。このカードを手札から特殊召喚する。
②このカードの攻撃力は、フィールドの他の昆虫族モンスターの数×300アップする。
③自分・相手のエンドフェイズに発動する。お互いは自身の手札・墓地から昆虫族モンスター1体を選んで特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
合体ロボを彷彿とさせるイラストの割りに攻撃力は低めですね。
一応、パンプは持っていますが。
それぞれの効果を見ていきましょう。
①昆虫族の特殊召喚をトリガーに自身を特殊召喚
1つ目の効果は昆虫族の特殊召喚に反応して自身を特殊召喚出来る効果。
トリガーの対応範囲だけならスケイル・ボムの方が召喚にも対応する分広いですね。
下級モンスターなので事故率も抑えられます。
ただ、デビルドーザーやマイティ・ネプチューン、ブラックアイアンGとランク8を狙えるのはこちらのみのメリット。昆虫族エクシーズにランク8いませんが。
元々レベル8が多めでトレード・インを採用するデッキなら同じくレベル8のゼクスタッガーを優先するメリットは大きそうですね。
また、上級以上の昆虫族というだけで一応はサーチし易いメリットがありますし。
孵化でエクスクローラーに繋げられるのもレベル8のこちらだけですが、表側でしかリクルート出来ないのでメリットは薄めですね。
この効果のトリガーとなれる手段は豊富で、昆虫族汎用だと
代打バッター、ジャイアントワーム、プリミティブ・バタフライ、孵化etc.
各種テーマでは、B・Fだと、
アルバレスト、ツインボウ、ピン。
騎甲虫だと、
スカウト・バギー、アサルト・ローラー、スティンギー・ランス、アームド・ホーン。
ダンセル、ギガマンティス、ギガウィービル、ゼクトライク。
等々、枚挙にいとまがないです。
選択肢が多いので、デッキによって相性の良いカードを選択していきましょう。
種族は異なりますがティオの蟲惑魔で昆虫族の蟲惑魔を蘇生するのも容易なトリガーとなりますね。
後は昆虫族の融合、エクシーズ、シンクロ、リンクモンスターをトリガーにしても良し。
展開するだけならかなり容易に行えそうです。
ただし、ダメージステップには発動出来ませんので、戦闘破壊がトリガーの特殊召喚には対応しません。
共鳴虫、ドラゴンフライ、スパイダー・スパイダー、アズサのような戦闘破壊時の特殊召喚効果ではトリガーにはならないですね。
もちろんですが、上述の代打バッターやアルバレストも戦闘破壊時の効果発動ではトリガーには出来ません。
その点だけは注意が必要ですね。
②インセクト女王と同じ条件のパンプ
こちらはオマケですね。
女王様より上とはいえパンプ値もそこまで高くなく、元々の打点の低さもあってそこまでの火力にはならないでしょう。
種族操作で相手モンスターも昆虫族に変えれば大きな打点を得られる可能性はありますが、手間に見合う成果とも言えませんしね。
参考までに、エクストラリンクを考慮せずにエクストラモンスターゾーンとメインモンスターゾーンを昆虫族で埋め尽くしても3300打点。
相手の場も含め全てを昆虫族モンスターで埋め尽くしても5100打点。
攻撃力10000超えも容易なモンスターがいる現環境では流石にパワー不足ですね。
③エンドフェイズの特殊召喚
3つ目の効果はエンドフェイズに強制発動の効果を無効にしてお互いに手札・墓地の昆虫族を特殊召喚出来る効果。
ややこしいですが特殊召喚自体はお互いに任意。
ただ、発動は強制なので、状況次第では相手に塩を送る可能性は有りますね~。
スカウト・バギーの効果も無効になるので連鎖的に展開は出来ないという意味では相性は微妙。
上述の通り①のトリガーとしては非常に優れていますし、蘇生対象を用意し易いという面も含め総合的には相性良いですが。
圧倒的採用率である相手の手札の増殖するGを強制的に特殊召喚出来ますが、このカード自身の特殊召喚かトリガーになった特殊召喚にチェーンして発動されそうですね。
その場合は相手に2枚以上のアドバンテージを与えかねないので寧ろ天敵と言えます。
墓地からも特殊召喚出来ますし、相手が昆虫族を採用している場合は基本的にデメリット効果ですね。
何とかしてエンドフェイズまでには処理したいところ。
この効果が有用に機能するパターンを強いて挙げれば、相手ターンに昆虫族が特殊召喚されてもトリガーに出来るので高い守備力と合わせて壁にしつつ、相手のエンドフェイズにこの効果を使用して次の自分のターンの布石にするといった動きですかね?
相手ターンに特殊召喚する手段としては汎用蘇生以外だと熾天蝶が優れていますかね?
相手ターンのエンドフェイズなら相手も特殊召喚した昆虫族を有効活用し辛いでしょうし、自分が特殊召喚した昆虫族も処理が難しいでしょうから尚更相性良さそうです。
総評
現状ではただの展開し易いレベル8ですね。
昆虫族専用なので汎用性は低いです。
上記の通り、レベル8であることにメリットを見出だせなければ代わりはいくらでもいます。
また、圧倒的採用率を誇る昆虫族の増殖するGと相性が悪いのは致命的とも言えます。
ただ、逆に言えば素材が昆虫族に縛られた強力なランク8エクシーズが追加されたらこのカードの重要度が一気に上がりそうですね。
現在の昆虫族強化の流れで何かしら強力な専用エクシーズが貰える可能性もありますし、今後に期待のカードです。
また、風属性なので各種B・Fや1部の騎甲虫とグレートフライに繋げられるのもメリットですね。
最後に
現時点では有効活用出来るデッキは少ないでしょうが、今後のカードプール増加では充分に化ける可能性はありますし、何より昆虫族強化の流れが来ているのは昆虫族を愛する者としては嬉しい限り。
今後の展開に目が離せません。
蟲惑魔のストラクチャーデッキの情報が近々公開されると思いますし、昆虫族の未来に大いに期待ですね。
それでは、こんなうるせぇハエの記事を最後まで読んで下さった皆様に心より感謝を。
本当にありがとうございました!!
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