おはようございます。
DIPTERAです。
当記事では「ストラクチャーデッキ−蟲惑魔の森−」に収録されることが判明している7種の新規カードを再考察していきます。
先月判明分の4種が直近に公開された3種によって評価が変わりましたしね。
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新規カード
現在7種が判明しており、メインデッキのモンスター2種、魔法カード2種、罠カード1種、エクシーズモンスター1種、リンクモンスター1種となります。
判明した時期は以下の通り。
2022/10/13
- キノの蟲惑魔
- 狂惑の落とし穴
- シトリスの蟲惑魔
- アティプスの蟲惑魔
2022/11/9
- プティカの蟲惑魔
- 蟲惑の園
- 蟲惑の誘い
それぞれ見ていきましょう。
プティカの蟲惑魔
プティカの蟲惑魔
地属性/植物族/効果/☆4/ATK900/DEF1900
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「蟲惑の園」1枚を手札に加える。
②このカードが特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。
③このカードはモンスターゾーンに存在する限り、「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
先に公開されていた狂惑の落とし穴に写っていた子。
蟲惑の園のサーチという実質の展開効果が大変ありがたい……。
新たな起点となるモンスターですね。
一時的とはいえ相手モンスターを処理できるのも助かります。
帰還は特殊召喚なので落とし穴に改めて落とせますし。
まあ、帰還するモンスターは相手が選ぶのでリスクもそれなりにはありますが……。
そもそもですが通常召喚された相手モンスターは除外できません。
後、余談ですがモチーフが同じウツボカズラかつ髪や瞳の色、髪飾りまでお揃いのカズーラと姉妹疑惑がでていますね。
個人的にカズーラとプティカが一緒に写ったイラスト見たいです。
キノの蟲惑魔
出典:【公式】遊戯王OCG
キノの蟲惑魔
地属性/昆虫族/効果/☆4/ATK1300/DEF1500
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①自分フィールドに「蟲惑魔」モンスターが存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は昆虫族・植物族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②このカードはモンスターゾーンに存在する限り、「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
③自分の魔法&罠ゾーンにセットされたカードはそれぞれ1ターンに1度だけ効果では破壊されない。
メインフェイズ限定とはいえ蟲惑魔では待望の気軽な自己特殊召喚持ち。
ジーナと違って誓約からほぼ蟲惑魔専用ですが、蟲惑魔デッキならコスト不要なこちらの方が圧倒的に使い易いです。
ついでに魔法&罠にターン1の破壊耐性まで付与できるのが素晴らし過ぎますね。
フリーチェーンの自己特殊召喚と合わせて魔法&罠の防御札としても機能しちゃいます。
ただ、唯一惜しいのは耐性付与はセットのみで表側の魔法&罠には付与されない点。
蟲惑の園にも耐性付与して欲しかったですね~。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ちなみにですがモチーフはヒカリキノコバエ。
個人的にかなり期待していたモチーフなので実際に登場してめちゃくちゃ嬉しいです。
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色んな意味で透明感のある儚げな美少女なのも最高ですね。
蟲惑の園
蟲惑の園
フィールド魔法
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「蟲惑魔」モンスター1体を召喚できる。
②このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分の昆虫族・植物族モンスターは、それぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
③自分フィールドのモンスター1体を除外して発動できる。自分の手札・墓地から「蟲惑魔」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
待望の召喚権追加!!
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蟲惑魔には召喚時にアドバンテージを取れるモンスターが多く展開力も低めなので、両方をフォローできる召喚権追加は欲しくて仕方なかったです……。
やっと貰えた……。
ターン1の戦闘破壊耐性も打たれ弱い蟲惑魔にはとてもありがたい効果です。
場のモンスターを除外する必要こそありますが、蟲惑魔を特殊召喚できる効果も優秀。
一部の蟲惑魔の持つ特殊召喚時の効果を誘発できますし、自身でエクシーズ素材を調達できるシトリスの蘇生手段としても悪くないですね。
耐性こそ消えますがパンプ&無効&除去と多方面で活躍するアティプスも蘇生できます。
イラストに写っているセラは素材軽いのでわざわざ蘇生せずに普通にリンク召喚した方が良さそう……。寧ろコストに向いてそう……。
後、初にして現状唯一の蟲惑魔専用魔法カード。
やっと蟲惑魔も魔法カードのサポートを受けられるようになりました……。
今まで蟲惑魔モンスター同士か落とし穴を一方的にサポートしていただけでしたしね。
蟲惑の誘い
蟲惑の誘い
通常魔法
このカード名の①②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①昆虫族・植物族のレベル4モンスター1体または通常罠カード1枚を手札から捨てて発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
②墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の、昆虫族・植物族のレベル4モンスター1体または通常罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードをデッキの一番下に戻す。
墓地の通常罠が枯渇しそうという不安を雑に解消してくれた手札交換。
ありがとう……。
墓地効果で除外された蟲惑魔や落とし穴を回収できるのも便利です。
蟲惑魔デッキならほとんどのカードがコストになりますが、魔法カードはコストにならないので同名と蟲惑の園はコストにできませんね。
特に蟲惑の園は2枚目以降腐りやすいフィールド魔法なのでコストにできたら嬉しかったのですが……。
効果は蟲惑魔を指定しておらず、完全に汎用カード。
いつか他のデッキで悪用されそう……。
コストが同名以外の「蟲惑」カードか落とし穴だったら最高だったんですけどね~。
どうでもいいですがイラストの寝そべるキノと手招きするフレシアが可愛すぎて困ります。
そう言えば、ヒカリキノコバエもラフレシアもハエを誘引する生物ですね……。
誘われそう………。自分、うるせぇハエなんで……。
狂惑の落とし穴
出典:【公式】遊戯王OCG
狂惑の落とし穴
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①相手がモンスターの特殊召喚に成功したターン、相手フィールドの攻撃力2000以上のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
その後、自分の墓地に「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カードが存在する場合、相手の墓地からモンスター1体を選んで除外できる。
こちらは当初想定していた以上に重要そうなカードだったので個別に記事を作成しました。
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めちゃくちゃ上手く調整されたカードだったんですね~。
感動しちゃいました。
シトリスの蟲惑魔
出典:【公式】遊戯王OCG
シトリスの蟲惑魔
地属性/植物族/エクシーズ/効果/ランク4/ATK2500/DEF300
レベル4モンスター×2
このカード名の②③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①X素材を持っているこのカードは、このカードがX素材としているモンスターと同じ種族のモンスター(このカードを除く)が発動した効果及び罠カードの効果を受けない。
②このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「蟲惑魔」モンスター1体を手札に加える。
③元々の持ち主が相手となるモンスターが効果で、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。その内の1体を選んでこのカードのX素材とする。
エクシーズ素材化とサーチが既存・新規含め本当に色々なカードと噛み合っている蟲惑魔の新たなエース。
蟲惑魔での有用性は言わずもがなですが、汎用ランク4としても優秀そうですよね。
蟲惑魔最高打点なのも心強い。
素のステータスでもランク4としては高めで、過信はできませんがそれなりに頼りになりそうです。
イラストは他の蟲惑魔エクシーズと同じで少し大人びて見えますね。
女子高生ぐらい?そのせいか他の蟲惑魔以上に犯罪臭が凄い。
後ろにはリセとジーナが。
蝶に驚いていると思われるリセの表情がグッド。
アティプスの蟲惑魔
出典:【公式】遊戯王OCG
アティプスの蟲惑魔
地属性/昆虫族/リンク/効果/リンク3/ATK1800
←↓→
昆虫族・植物族モンスターを含むモンスター2体以上
①リンク召喚したこのカードは罠カードの効果を受けない。
②自分の墓地に通常罠カードが存在する限り、自分フィールドの「蟲惑魔」モンスターの攻撃力は1000アップする。
③1ターンに1度、自分フィールドの昆虫族・植物族モンスターの数まで、相手フィールドの表側表示のカードを対象として発動できる。そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。その後、以下の効果を適用できる。
●自分の墓地から通常罠カード1枚を除外し、対象の表側表示のカードの内1枚を選んで破壊する。
蟲惑魔初のリンク3。
通常罠が墓地に余り落ちない場面が散見されるのでやや心配でしたが、蟲惑の誘いである程度解決しましたね。
戦闘で打たれ弱い蟲惑魔達の為にパンプ持ちであるこのモンスターの展開を速やかに行いたいと思っていましたが、蟲惑の園が戦闘破壊耐性を付与できるので場持ちの面での重要度自体は下がりました。
それでも全体パンプ&効果無効&除去は優秀なので、フィニッシャーとして活躍できそうですね。
破壊耐性持ちも効果を無効にしてから突破できます。
ただし、効果無効(とそれに付随する除去効果)は対象をとるので過信は禁物ですが……。
蟲惑の園の判明で重要度は下がったものの、リンク素材の確保は容易になり墓地コストの捻出もし易くなったりと、使い易くはなったという特殊な立ち位置のカードです。
総評
どれも優秀ですね……。
欲しいモノが貰え過ぎて困惑するレベルです。
特に召喚権追加は展開力、アドバンテージ獲得の両面で蟲惑魔が求めていたモノ過ぎて……。
ただ、展開力に大きなテコ入れこそ入りましたが、未だにシェード・ブリガンダインが必要な程に遅いことは変わらず。
そこは今後の課題ですね。
しかも、まだ未判明が最低1種は残っているでしょうし、そちらの判明にも期待です。
最後に
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(英語版)
そういえば、プティカの元ネタの生物って今年(2022年)の6月に報告されたばかりのネペンテス・プディカという新種だそうですね。
発見されて間もない食虫植物を半年で美少女化する日本とかいうHENTAI国家……。
日本に生まれて良かったと心から思う……。
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