おはようございます。
DIPTERAです。
今回は「最強ジャンプ(2023年5月号)」付属カードとして登場する『ディープシー・ハンター』の雑感 & 考察記事です。
効果判明前の以前の記事でも少し触れたモンスターですね。
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結論から申して、「最強ジャンプ」付属カードとは思えない非常に汎用的な下級モンスターです。
性能
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
ステータス
OCG含め非常に珍しい闇属性の海竜族。
OCG最強の海竜族も闇属性だけど……。
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
「アビス」を中心とした、「VSパック マキシマム・フォース」に収録される多くの海竜族と同じですね。
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出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
その独特なステータス故に、同じ闇属性の『深海竜バットイール』や光属性の『気昇のウェザエール』などとともに『アビスレイヤー・ヴォジャノーイ』のコストに使用可能。
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また、その『深海竜バットイール』と同じく守備力が0のため、『悪夢再び』にも対応していますね。
更に、このカードを含む上記の下級海竜族たちは全て攻撃力1000以上のレベル3モンスターであり、『小川』で大幅な強化が可能です。
効果を無視しても、なかなかに恵まれたステータスと言えます。
効果
効果はレベル6以下かつ守備力が1000以下の相手モンスターを2体まで裏側守備表示にできるというもの。
ただし、裏返す相手モンスターは1体でも構わないものの、相手モンスターが2体以上いないと発動自体ができません。
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
能動的に相手モンスターを裏側守備表示にできるということで、以前に考察した『軟体竜オウムガイラス』とは高いシナジーがあります。
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特に種族指定などの条件は無いので、汎用的に使用できますね。
一例として、『アーツエンジェル・メタルポジション』と組み合わせるのも面白そうです。
余り共有できるサポートは多く無いですが、同じ闇属性ですし。
しかしこの効果、環境トップメタである「エクスキューティー」を完全にメタってきてますね~。
裏側にできるので、『エクスキューティー・レイア』の永続効果も封じれます。
ただ、それだと既に「エクスキューティー」に展開された後に対処することになり、手遅れだったり『エクスキューティー・キャッチ!』で妨害されたりしそうです……。
「エクスキューティー」、『ブラック・ホール』などからワンショットキルもザラですしね……。
後手に回ることも少なくないでしょうし、「エクスキューティー」の対策としての面はオマケと考えておいて、あくまで突破力のある汎用的な下級モンスターとしての運用をメインに据えた方が良さそうです。
守備力1000以下のモンスターは多く、その中には上級モンスターも少なくありません。
また、このモンスターが攻撃力1100であり、表示形式変更後はそのまま殴り倒せます。
無論、単体では2体同時に処理できませんが、それでも下級モンスターの戦闘補助効果として見た場合は優秀な部類と言えるでしょう。
弱点はやはり、相手の場の状況に大きく依存する点。
特に最序盤だと相手の場に最上級モンスター1体という場面も少なくないので、バニラになり易いです。
そもそもが守備力1000以下の上級モンスターか下級モンスターという、少なく無いとはいえ限られたステータスの相手モンスターが存在しなくてはなりません。
更に、上級モンスターの採用率の低さも気になりますね。
上級モンスターはほぼ「エクスキューティー」狙い撃ちとなりそうです。
総評
汎用的な下級モンスターでしたね。
条件こそ厳しめですが、特にコストも必要とせず、相手次第で複数のモンスターを裏返せるので、『シエスタトレーロ』ともしっかり差別化できています。
総じて、優秀な下級モンスターでしょう。
ただ、同じ海竜族・闇属性なこともあり、シナジーを期待していた「アビス」とは特に関連の無さそう……。
一応、マキシマム召喚の天敵である『業火の結界像』を無力化できるので、その対策として採用を検討できる程度です。
最低限、『アビスレイヤー・ヴォジャノーイ』のコストにはなりますしね。
それか、未判明でこのモンスターと「アビス」デッキに明確なシナジーが形成されるのかな〜?
最後に
このモンスターのイラスト、『海竜-ダイダロス』ほどでは無いとは言え、比較的正統派な海竜族ですよね。
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
なにせ、直近の「VSパック マキシマム・フォース」で追加される海竜族が、上半身人型、イカ、ウナギとコウモリのキメラ、翼生えたクジラ、グソクムシ、オウムガイ、魚人ですから……。
既存ならヒトデやウニ、カジキまで……。
海の「竜」要素どこに行った……?
OCGでも人魚、魚人、完全二足歩行がいたりと、遊戯王全体で海竜族は基本的にモチーフがカオスなのかもしれません……。
でも、そんな海竜族が好き……。
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