おはようございます。
DIPTERAです。
2023/2/28に「VSパック マキシマム・フォース」収録のマキシマムモンスターがとうとう公開されました!!
海竜族であり、同種族では初のマキシマムモンスターですね。
現時点では、「VSパック マキシマム・フォース」で構築できるであろうマキシマム軸海竜族デッキの全体像は未知数。
しかし、切札となるマキシマムモンスターが公開されたので、テーマの方向性はある程度判明していますね。
また、「アビス」でもなければマキシマムモンスターでもない関連カードも公開されていますが、そちらも合わせて考察しています。
深淵竜神アビス・ポセイドラ
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
パックパッケージも飾っているマキシマムモンスター。
恐らくは「VSパック マキシマム・フォース」の目玉カードの1枚(3枚?)と思われます。
イラスト
考え過ぎかもしれませんがOCGの『海皇子 ネプトアビス』と似てません?
『海皇子 ネプトアビス』と同じ「海皇」に属するボス格モンスター『海皇龍 ポセイドラ』が同じ固有名詞を持っているのも意味深です。
下剋上されるけど配下の「水精鱗」に関連するカテゴリにも「アビス」が存在し、余計に関連が疑われますね。
彼が成長した姿だったりしたら面白いです。
性能
イラストから予想しにくいですが、なんと闇属性。
闇属性の海竜族はラッシュで初……、と思ったら『ドウェルチェア・スケイル』が既に存在していましたね。
余談ですが、意外にもOCGでの海竜族最高打点も闇属性だったり……。(2023/3/3時点)
マキシマムモンスターは守備力が0なので、『悪夢再び』で複数のパーツをサルベージできるのは露骨な調整大きなメリットです。
その他の特徴として、パーツのレベルは全て10で『終焔魔神ディスペラシオン』と同じタイプのマキシマムモンスター。
関連記事↓
条件にマキシマムモードを要求しないのも同様です。
マキシマムモード時の効果はあくまで追加効果であり、アドバンス召喚などでも単体で機能するのは本当に利便性が高くて良いですね。
また、パーツは本体がATK2500、[R]がATK2400、[L]がATK2300となっており、微妙に『終焔魔神ディスペラシオン』より上がっています。
依然として[L]のATK2300は頼りないですが、[R]のATK2400は大分実用的なステータスになってきたと言えるのでは?
各パーツの固有効果は以下の各項で考察します。
本体
上述の通りATK2500・レベル10の最上級モンスター。
また、自身の墓地のモンスターが0なら、攻撃宣言時に相手の罠カードの発動を封じられますね。
攻撃宣言時に相手の罠カードを一切発動させないので、単純に『聖なるバリア -ミラーフォース-』などで破壊されないだけでなく、『魔法の筒』の手痛い反射や『火の粉のカーテン』などのコンバットトリックも基本的に受けません。
また、レベル10なので実質多くの効果に耐性を持っているといえ、攻撃力の高さも相まって非常に頼りになりますね。
条件を満たせなくても『左手に剣を右手に盾を』や『ハーディフェンス・ミッション』の効果を受けない点は大きいでしょう。
このように極めて強力な耐性持ちですが、適用にはOCGで言うところのハンドレス(手札0枚)に似た墓地レスを要求されます。
一応、類似した条件自体はOCGにも散見されますね。
毎ターン5枚までの手札補充や無限の召喚権などのルールの差違から、ラッシュではOCG以上にアドバンス召喚などで墓地にモンスターが貯まり易く、厳しい条件と言えます。
特に単体運用では『グランド・エクストリーム』などの特殊召喚を駆使しなければほぼ確実に墓地にモンスターが落ちることになり、ラッシュのシステムとの相性は最悪と言えるでしょう。
墓地のモンスターをデッキに戻せる手段などを併用することは半ば必須となります。
深淵竜神アビス・ポセイドラ[L]
コチラはATK2300・レベル10の最上級モンスター。
また、自身の墓地の海竜族が5体以上存在する場合、自身の墓地のモンスターを全てデッキボトムに戻して相手モンスター1体を破壊できます。
ATK2300はやはり最上級モンスターとしては非常に頼りないですね~。
レベル10なので効果に対する耐性はまずまずですが、戦闘面が弱く、複数ターンに渡って場に維持するのは難しいでしょう。
ただ、自分のターンでしたら効果で相手モンスターを処理可能であり、条件さえ満たせるなら単体でも攻め込めますね。
レベルや表示形式の指定もなく、ほとんどのモンスターを処理できます。
セットモンスターはもちろん、フュージョンモンスターからマキシマムモンスターまで破壊できるというのは高く評価できる点でしょう。
ただ、効果が強力である分、発動条件が非常に厳しいです。
墓地に最低でも5体の海竜族が必要であり、効果の使用後は海竜族以外を含め全ての墓地アドバンテージを消失します。
海竜族は特別墓地肥やしに優れた種族では無く、アドバンス召喚時のリリースを含めても発動には大きな手間がかかりそうですね。
しかし、墓地アドバンテージの消失自体は各種「アビス」が持つ墓地レス条件を満たす補佐になるので、メリットにもなり得ます。
クセは強いものの、墓地さえ肥えていれば単体でも充分運用できるので、「アビス」マキシマムモンスターのパーツの中では意外と使い易い方かもしれません。
ビハインド状態でも逆転できる可能性がありますしね。
深淵竜神アビス・ポセイドラ[R]
コチラはATK2400・レベル10の最上級モンスター。
固有効果として、墓地レスを条件に相手モンスターのセットを封じます。
ATK2400はやや物足りないものの、それなりに戦闘をこなせる水準にはなってきましたね。
依然として最上級の基準値には及んでいないので、過信は禁物ですが……。
相変わらず墓地レスという条件は厳しいですが、相手モンスターのセットを封じられるので下級モンスターを壁にしての時間稼ぎを許しませんね。
リード状態で強い効果と言えそうです。
しかし、高攻撃力の相手モンスターに対しては全くの無力。
上述の通り、このモンスターの攻撃力は最上級モンスターの基準値に届いていない2400なので、相手がアドバンス召喚できる状況では効果は無きに等しいです。
そもそも墓地レス条件自体が満たしづらく、効果を使えない場面も多いと思われるので、余り単体で使用したくないパーツですね。
マキシマムモード
マキシマムアタックは4000。
大型マキシマムモンスターの基準値と言える数値であり、現環境でも容易に突破できる数値ではないので頼りになりますね。
更に各パーツの効果もかなり強化されます。
本体は攻撃宣言時に相手の罠カードを封じるだけでなく、あらゆる効果破壊に耐性を獲得。
『終焔魔神ディスペラシオン』もそうでしたが、『ブラック・ホール』すら受け付けない強固な耐性はやはり圧巻です。
マキシマム召喚ならリリースなども不要であり、墓地レスを維持した状態で展開できる可能性もありますね。
手札交換などで墓地レスを維持できない状況も多いでしょうが、もし満たせているなら『激流葬』などを恐れる必要もありません。
[L]のみマキシマムモード時の追加効果に他の条件が追加されており、デッキボトムに戻すモンスターにマキシマムモンスターが3体以上含まれている必要があります。
墓地のマキシマムモンスター3体は、マキシマムモードのマキシマムモンスターに上書きしてこのモンスターをマキシマム召喚すれば満たせますが、その行為が容易じゃないですね~。
手札交換や墓地肥やしによる事前準備がかなり必要になりそうです。
しかし、得られる効果は非常に極悪。
なんと、相手フィールドのカードを全て破壊します。
モンスターはもちろん、魔法・罠カードも一切残さず、相手の場を完全に更地にできますね。
このモンスターの打点の高さもあり、そのままゲームエンドになりかねない極めて攻撃的な効果と言えます。
OCG含め、海竜族って場を更地にするの大好きですよね……。
ただ、この全体除去は追加効果として発動するため、相手モンスターが存在しない状況では発動自体できない点は注意。
そんな状況だとそのまま勝てそうですが、墓地レス状態でなければ相手の罠カードをモロに受けるので、やはり留意しておきたいところです。
また、コストの重さから全体除去は1度だけの使い切りと思って運用した方が良いでしょう。
[R]は追加効果でモンスターのみならず、魔法・罠カードのセットまで封じられる様になりました。
墓地レスと相手フィールドに魔法・罠カードがセットされている必要がありますが、相手の行動を制限できる強力な効果です。
特に、相手の腐った魔法カードを手札に抱え込ませ、ドローフェイズの手札補充の枚数を減らせるのがエゲツないですね~。
逆転の目を少しでも潰せるのは、場に1体しか存在できず、相手にターンを回し易いマキシマムモンスターでは特に重要。
マキシマムモンスターは突破された場合の立て直しも難しいですからね。
また、事前にセットが必要な罠カードを間接的に封じている点も見逃せません。
ただし、1枚はセットできるので、完全に相手の罠カードを封殺できる訳ではありませんね。
それでも、本体の発動制限 & 破壊耐性との相乗効果により、墓地レス状態では極めて高い罠耐性を誇っています。
総じてかなり高い攻撃性能と制圧力を持つマキシマムモンスターと言えますね。
各種条件は非常に厳しく、運用には高いプレイングスキルが求められますが、それに見合った豪快な効果を有しています。
かなり大味なマキシマムモンスターです。
深淵海竜アビス・クラーケン
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
イラスト
触手が海竜と化しているクラーケン(巨大イカ)ですね。
キモカッコイイの権化(褒め言葉)とも言えるデザイン。
元々、生物好きなのもあり、個人的には『深淵竜神アビス・ポセイドラ』より好きなイラストです。
性能
ステータス面ではほぼほぼ『深淵竜神アビス・ポセイドラ』と同一。
「焔魔」と異なり、まさかの2種目もレベル10のみの大型マキシマムです。こっちは「神」ではないっぽいけど……。
フル投入で18枚が『天の加護』対応は凄いですね……。事故率も凄そう……。
コチラもやはり闇属性で、効果の発動条件にマキシマムモードを要求しない点も同一。
ただ、ステータスは本体のATK2500、[L]のATK2300こそ同一なものの[R]が[L]と同じATK2300となっており、単体だと心許ない打点のパーツが多くなっちゃってますね。
各パーツの固有効果は以下の各項で考s(ry
本体
効果は『深淵竜神アビス・ポセイドラ』と同様の墓地レス時の耐性付与。
ステータスも完全に同一です。
しかし、非マキシマムモード時の効果とマキシマムモード時の効果が『深淵竜神アビス・ポセイドラ』と逆になっていますね。
なので単体で運用した際には効果破壊耐性を得ることになります。
レベルの高さ故に効果破壊は元々受けづらく、耐性面では『深淵竜神アビス・ポセイドラ』の本体に軍配が上がりそうです。
ただ、単体運用では墓地レス条件を満たしづらく耐性効果は得られない可能性が高いので、実際の使い勝手はそこまで変わらないかもしれませんね~。
深淵海竜アビス・クラーケン[L]
効果は自身の墓地のモンスターを5体までデッキボトムに戻し、戻した数×300相手モンスター1体の攻守を下げます。
こちらは『深淵竜神アビス・ポセイドラ[L]』に比べ墓地コストが5枚未満でも良く、効果を使用し易いです。
また、「アビス」デッキで海竜族以外を採用することは少ないでしょうが、一応は他種族のみでも墓地コストを満たせます。
軽いコストで発動でき、小回りが利くのは非常にありがたいですね。
弱体化の数値も非常に大きく、1体しか戻せなくても300と充分な弱体化が狙えます。
ATK2300なので相手ターンには心許ないですが、自ターンでしたら実質ATK2600以上のモンスターとして扱えるので充分攻めには使えますね。
弱体化させる相手モンスターにレベルなどの条件も無く、マキシマムモンスターは厳しめですが大抵の最上級モンスターやフュージョンモンスターなら突破できるでしょう。
単体でもそれなりに活躍できそうです。
深淵海竜アビス・クラーケン[R]
手札1枚をコストに相手モンスター1体の表示形式を変更する効果を持っています。
また、上述の通りこのパーツだけは『深淵竜神アビス・ポセイドラ[R]』のATK2400と異なりATK2300です。
[L]ともども最上級モンスターとしては非常に頼りないステータスですね。
しかし、手札1枚という軽いコストで相手モンスターの表示形式を変更できるので、自ターンなら戦闘では優位に立ち易いです。
攻守ともに2300以上のモンスターは限られており、[L]に負けず劣らず自ターンでの戦闘能力は結構高いですね。
[L]と同じで相手モンスターのレベルや表示形式に関係なく使え、多くのモンスターを単体で処理しにいけると、ステータスが低いからと言ってもなかなか侮れない性能と言えるでしょう。
守勢の相手のセットモンスターを攻撃表示にしてダメージを通しに行く使い方もできますし、コストの軽さから効果を使用できない場面も少ないため、単体運用でもかなり汎用性の高いパーツですね。
マキシマムモード
マキシマムアタックはやはり4000。
もちろん、各パーツの効果も強化されています。
本体は攻撃宣言時に相手の罠カードの発動を封じる効果が追加。
マキシマムモードでは『深淵竜神アビス・ポセイドラ』と完全に同一の耐性ですね。
このモンスターは[L]・[R]ともに戦闘を補佐する効果であるため、『深淵竜神アビス・ポセイドラ』以上に耐性を得られるメリットが大きいです。
幸い[L]のコストで墓地レスを維持し易いので、可能な限り耐性を保持したいですね。
[L]は追加効果の条件にマキシマムモードのみならず墓地レスも要求されます。
得られる追加効果は相手の魔法・罠カード1枚の除去。
元々、本体の耐性のお陰で相手の罠カードには強いですが、堅実にアドバンテージを稼げる効果であり、装備魔法やフィールド魔法も除去できるので優秀な追加効果ですね。
個別の項で述べた通り、コストも非常に軽いので尚更です。
しかし、軽いコストがメリットである一方、確実に墓地レスにできないリスクもあります。
ターンを跨げば破壊耐性を維持し易いとも言えますが、マキシマム召喚したターンに破壊耐性を獲得できないリスクの方が大きい気がしますね。
ただ、『深淵海竜アビス・クラーケン』は本体の耐性と自身の追加効果以外に墓地レスを要求しません。
なので、『深淵竜神アビス・ポセイドラ』よりは墓地レスを維持できない時のリスクが低めだと思われます。
それに、自身のコストで最大5枚まで墓地のモンスターを減らせるので、余程墓地が超えていない限りは墓地レスの条件を満たしにいけるでしょう。
戦闘に強いこのモンスターの性質上、やはり耐性の保持に努めたいですね。
[R]は追加効果で貫通効果を獲得。
言わずもがな、元の表示形式変更と相性抜群の追加効果です。
[L]の弱体化効果とも噛み合っていますね。
個別の項で述べた通り手札コストも軽いですし、墓地レス状態でもモンスターを墓地に送れば[L]の墓地コストを供給できるという意味ではコストが利点にもなっています。
本体の耐性と[L]の追加効果で攻撃を通せない場面は極めて少なく、全てのパーツが非常に親和性の高い効果を有していると言えますね。
自ターンにおいて、大抵のモンスターを戦闘で処理できるでしょう。
ただ、そのままでは戦闘破壊できない『F・G・D』は天敵ですね。
関連記事↓
闇属性なのでどれだけ弱体化しても戦闘破壊できず、次の相手ターンには元の攻撃力に戻っているので為す術もなく戦闘破壊されるでしょう……。
元々のステータスの高さから弱体化させても戦闘ダメージでの勝利は難しく、ドラゴン族デッキ相手には要注意ですね。
総じて、戦闘に強い効果を兼ね備えた非常に強力なマキシマムモンスターです。
各パーツの汎用性も高めであり、大味な性能の『深淵竜神アビス・ポセイドラ』と比較して全体的に小回りの利く性能ですね。
個人的にはイラスト・性能ともに『深淵海竜アビス・クラーケン』の方が好みかもしれません。自分、保守的なハエなんで……。
アビス・フラッシュ
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
「アビス」の名を持つ通常魔法も登場。
当該名称でモンスター以外のカードはこのカードのみですね。
イラスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なんかシャコみたいなモンスターが写っていますね。
フラッシュと言うことは、シャコお得意の高速パンチならぬ光速パンチを撃とうとしているって事でしょうか?
捕脚がもはやドリルになっていますけど……。
対象を貫く形をしていますが、本当に打撃用か……?
後、イラストのシャコも海竜族の新規モンスターだったりするのでしょうか?
いつもの種族専用手札交換?
関連記事↓
性能
自分の墓地の海竜族が5体以上の時、墓地のモンスターを全てデッキボトムに戻し、全相手モンスターの表示形式を変更する効果を有しています。
『深淵竜神アビス・ポセイドラ』・『深淵海竜アビス・クラーケン』ともに[L]以外は墓地のモンスターを減らす手段を持たず、それらのパーツをアドバンス召喚した際に墓地レスの条件を満たすためのサポートになりますね。
ただ、それにしてもコストが重過ぎませんか……?
元々、墓地が大量に肥える状況って中盤でもそこまで起きませんし、様々な状況に対応できる様に、もう少し小回りの利く性能にして欲しかったですね〜。
これだと墓地レスのフォローというより、ただの発動条件が重いカードって感じです。
効果もコストの重さの割には表示形式変更のみと控え目な性能ですし……。
それか、未判明に相当優秀な専用墓地肥やしが存在するのでしょうか……?
アビス・ソルジャー
「アビス」の名を持つレジェンドカード。
恐らく無関係の既存「アビス」モンスター。
種族・属性ともに他の「アビス」と一致せず、効果も水属性を要求するので採用は厳しいでしょうね。
気昇のウェザエール
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
イラスト
カード名はWeather(天気)+Whale(クジラ)でWheathaleですかね?
腹面はクジラっぽさがありますし?
ただ、全体のシルエット的には側面にヒレっぽい翼が生えたウツボですけど……。
性能
超希少な光属性の海竜族。
ラッシュでは後述の『グランドマスター・バシノモス』とともに初(公開はコチラが先)で、OCGでも2種しか存在しません。
効果は墓地のモンスターを2体デッキに戻し、デッキトップ2枚からレベル10モンスターを1体ランダムサーチする効果。
どんどん増えるランダムサーチ。
レベル10をデッキから加えられるので、「アビス」マキシマムモンスターのパーツを揃える確率を上げられますね。
しかし、墓地コストがデッキボトムでなくシャッフルされる関係上、コストとして戻すカードがレベル10でなければランダムサーチの成功率を下げてしまっています。
しかも、デッキトップたった2枚からのランダムサーチなので、デッキに多く採用しづらい最上級モンスターのレベル10を加えられる可能性はかなり低いでしょう。
そもそも、最序盤に使いたい効果なのに最序盤だと墓地が肥えていないために使えないなど、やや効果がチグハグですね。
やはり、強力な墓地肥やしが未判明分に存在するのでしょうか……?
深海竜バットイール
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
イラスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
口がヤツメウナギっぽくてキモい個性的。
カード名の由来はイラストから察するにBat(コウモリ)+Eel(ウナギ)でしょうね。
ただ、口はヤツメウナギっぽいですが、ヤツメウナギは魚類どころか脊椎動物レベルでかなり原始的であり、ウナギと生物学的には完全に別種です。
ヤツメ(八つ目)ウナギの名の由来となる特徴的な7つの鰓孔(穴状の鰓)どころか目らしき部分も見当たらないですし、本当に口だけ意匠を取り入れた様です。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ただ、ヤツメウナギの幼生であるアンモシーテスとはまだ目が発達していないこともあり、結構似ていますね。
性能
コチラは「アビス」マキシマムモンスターと同じ闇属性。
効果は手札のレベル10を3枚まで公開し、公開した数までドロー。
その後にドローした枚数分デッキに戻します。
めちゃくちゃ優秀な手札交換が来ましたね!!
先にドローするのも海中の生物だけにエラ過ぎます。
ドローしてから不要なカードをデッキに戻せるので、より質の高い手札交換が可能です。
デッキ内のレベル10比率が多くなるであろう「アビス」デッキにとって、この手札交換効果は最早命綱レベルの存在ですね……。
マキシマム召喚できない組み合わせで手札が最上級だらけになった悪夢は、「焔魔」を使用したことのある方ならわかると思います……。
「焔魔」以上にレベル10モンスターが多くなるでしょうし、複数枚の手札を交換できるこのモンスターは3枚投入確定の必須カードとなるでしょう。
レアリティ
スーパーです。
とても優秀な手札交換ですし、そうなりますよね~。
このパック、字レアもありませんし。
後、何気に現状では唯一「VSパック マキシマム・フォース」でレアリティが判明している光り物ですね。
2種(6種?)の「アビス」マキシマムモンスターはオーバーラッシュレアで元のレアリティわかりませんし。
グランドマスター・バシノモス
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
出典:アニメ「遊☆戯☆王」公式
初見ではフィッシャー・須海の「スカイフォッシル」がカード化したのかと思った……。
関連記事↓
「スカイフォッシル」がアンデット族というのも「化石=死した古代生物の名残り」と解釈してギリギリ許容できるレベルのモノでしたが、このイラストで海竜族もなかなかに許容できるか際どいラインですね……。
モチーフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バシノモス(bathynomus)はオオグソクムシ属の事ですね。
オオグソクムシ属に属する生物だと、ダイオウグソクムシはかなりの人気どころです。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オオグソクムシ属の上位分類である等脚目の動物なら、ダンゴムシが皆さんお馴染みでしょう。
性能
DEF1500の優秀な下級ブロッカー。
海竜族・光属性・レベル1と、かなり貴重なステータスのモンスターと言えますね。深海性っぽいモンスターは闇属性になるのかと思ったら全然違った……。
海竜族の通常モンスターという点を考えれば、海竜族デッキでは下級アタッカーの『タクリミノス』、上級モンスターですがサポートが豊富な『イルカ王イルクァ』、低ステータスながら専用サポートが存在する『海胆確認生物』が優先されます。
しかし、『タクリミノス』以外は単体での汎用性が低く、専用サポートに拘らない構築の海竜族デッキなら優先して採用できそうですね。
海竜族デッキ以外だと、基本的にレベル1・DEF1500は雀の涙程度ですが攻撃力を有する感謝するアリが優先されます。
しかし、光属性であることが求められる構築ならコチラが優先できますね。
ATK0の下級ブロッカーが必要な場合も優先できますが、その運用ではライバルが多め。
それでも唯一の光属性・レベル1・DEF1500であり、海竜族デッキ以外でも活躍の機会はありそうです。
ディープシー・ハンター
「最強ジャンプ5月号」に付属する海竜族・闇属性の下級モンスター。
効果は不明ですが、「最強ジャンプ4月号」の煽り文句を信じれば表示形式を変更する効果を持つそう。
現時点で表示形式変更とシナジーがある訳でも無いけどタイミング的には恐らく「アビス」とのシナジーを意識していそうですので、一応紹介。
効果判明が楽しみです。
総評
めちゃくちゃカッコいいですね!!
やっぱりマキシマムモンスター最高です!!
特に『深淵海竜アビス・クラーケン』のイラストはどストライク。
『深淵海竜アビス・クラーケン』も『深淵竜神アビス・ポセイドラ』も、絶対にオーバーラッシュレアで揃えたい……。
効果もかなり豪快ですね。
大海原を自在に操るが如き怒涛の全体除去効果やデバフ効果、制圧効果は実に海竜族らしいです。
ただ、現状だと墓地肥やしが困難過ぎますね。
途中、『悪夢再び』との相性の良さに言及しましたが、墓地肥やしの手段が足りない場合は『天使の施し』などの優良な手札交換に頼ったほうが良さそうに思えます。『悪夢再び』高額だし……。
各種「アビス」カードも『気昇のウェザエール』も墓地のモンスターがある程度必要ですし、任意のタイミングで大量の墓地肥やしができるカードが来なければ話にならなそうで……。
逆に言えば、墓地肥やしさえ捗れば全てのカードが真価を発揮でき、『悪夢再び』によるサルベージでマキシマム召喚の難易度も大幅に下がるので、極めて強力なマキシマムテーマとなり得そうです。どの道、事故りそうとか言わない……。
専用の墓地肥やし手段が流石に来るとは思うのですが、ここは続報を待つしかないですね。
公開コストとセットがマキシマムモンスターになった『大行進前夜』とか来ないかな~?
最後に
レベルが統一されているマキシマムパーツ増えてきましたね。
レベル7で統一された昆虫族のマキシマムモンスターとかどうですかナ……?
関連記事↓
ナナホちゃんがマキシマムモンスターのデータ狙う振りをしていましたが、実際に盗んでいたみたいな設定とかで……?
ついでに『七宝船』の再録も出来そうですしね。なんで「レジェンド覚醒パック」での再録シクのみなんだ……?
コメント