おはようございます。
DIPTERAです。
今回の記事ではラッシュデュエルにおける昆虫族の歴史を黎明期から現環境まで辿っていきたいと思います。
最近、OCGでの強化が凄まじかった昆虫族。寧ろ今までが不遇過ぎる。
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植物族との混成ですが、年末には可愛らしい蟲惑魔達のストラクチャーデッキも控えています。
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結果としてOCGの話題が多かったので、ラッシュデュエルでのマイ・フェイバリット・種族の変遷も再確認しましょう。
ラッシュデュエルの昆虫族の歴史
ラッシュデュエル黎明期の昆虫族
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
なんと、2022/4/11に発売されたラッシュデュエル初のレギュラーパック「デッキ改造パック 超速のラッシュロード!!」にて昆虫族は早速追加されていますね!!
この時に登場したのはOCGからの輸入でありまさかのノーマルレアの座を勝ち取ったプチモスとレベル1を参照したパンプ効果を持つサターン・キング・ビートル。
同弾のノーレアには同じくOCGからの輸入であるワイトもおり、2体とも揃ってなかなかのインパクトを与えてくれました。
プチモスに関しては進化系の登場も少し期待されましたが、流石にラッシュでは進化の繭のステータスは強過ぎて無理でしたね。
現在、ちょうどラッシュでは装備魔法が推されているので、うまくリメイクしてラッシュオリジナルの進化をしても面白そうですよね~。
マジで来ないかな~?
なんかOCG含めいつもグレート・モス系統のリメイクくれって言ってる気がします……。
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話が少し逸れてしまいましたが、この時点で昆虫族は上記の2種のみ。
流石に昆虫族単一のデッキは組めませんでしたね~。
アリ
2021/2/13に発売したレギュラーパック「デッキ改造パック 宿命のパワーデストラクション!!」にて10ヶ月振りに昆虫族が登場!!
一応、1つ前のレギュラーパック「デッキ改造パック 幻撃のミラージュインパクト!!」に昆虫族に関連する効果を持つ森が登場していますが、だからなんだって感じですね……。
出典:アニメ「遊☆戯☆王」公式
この時期のアニメではゴーハ6小の元生徒会長である有栖川ジャンゴが登場。
彼が使用した昆虫族テーマのアリがカード化しました!!
そのアリシリーズのモンスター達なのですが……。
攻撃力100……。
全て攻撃力100……。
1体の例外も無く攻撃力100……。
ラッシュでは初となる最上級モンスターも追加されたのですが、そのアリベリオンも含め全てが攻撃力100でした……。
最近はインフレ気味ですがラッシュデュエルはドローフェイズに手札が補充される関係上、元々効果が弱めに設定されています。
なので素の攻撃力での殴り合いになる傾向が強いのですが、そんな中でまさかの攻撃力100という貧弱過ぎるコンセプトを与えられることとなりました……。
ちなみに他の関連モンスターはOCGの大革命のパロディカードとなっていますね。
ゴキボール
公式イベントで配布されるプロモパック「バトルパック Vol.1」にてようやく昆虫族の下級モンスターとしてはそれなりのステータスを持つゴキボールが登場しました。
出典:【公式】遊戯王 デュエルリンクス
OCGでもレアカードでは無い事で有名ですよね。
まだまだ昆虫族の単一デッキには程遠いですが、辛うじて実戦でもギリギリ戦えそうな下級モンスターが追加されたことになります。
まあ、攻守共に1500に届いていないのは痛過ぎるのですが……。
余談ですが、このパックは本当は2021/1月より配布される予定でした。
しかし、某新型ヴォルデモート卿の影響で配布が3月開始に延期された経緯があります。
もしこの騒動が無ければアリよりも登場が早かったことになりますね。
鉄鋼装甲蟻
2021/4/24に発売された宿命のパワーデストラクション!!に続くレギュラーパック「デッキ改造パック 躍動のエターナルライブ!!」でも昆虫族のモンスターが追加。
このパックではアリシリーズのオリジナルモンスター鉄鋼装甲蟻が追加されました。
OCGの鉄鋼装甲虫のパロディカードです。
昆虫族、ここまでほとんどのカードがリメイクかパロディですね~。
相変わらずの攻撃力100。
依然として打点は無きに等しいですが、守備力だけを見ればまともに戦闘に耐えうるようにはなって来ましたね。
このステータスならアリバティ・フラッグの特殊召喚対象としても充分実用的なレベルです。
フライング・マンティス
続く2021/7/24発売のレギュラーパック「デッキ改造パック 激闘のサンダーストーム!!」でも昆虫族が追加。
OCGからまさかのフライングマンティスが登場!!
出典:アニメ「遊☆戯☆王」公式
これはアニメSEVENSで風属性バニラを中心に使用するユウロが登場した影響ですね。
風属性バニラ強化の流れで昆虫族初の下級1500バニラを獲得!!
ここまで長かった……。
ただ、不遇な割りに新規自体はコンスタントに貰えている不思議。
まあ、まだまだ昆虫族単一デッキには程遠いんですが……。
アニメで昆虫デュエルクラブが登場
出典:アニメ「遊☆戯☆王」公式
出典:アニメ「遊☆戯☆王」公式
なんとアニメSEVENSに昆虫デュエルクラブという3人組が登場!!
一応、それまでもアニメに登場してはいたのですが、ほとんどモブのような扱いであり本格的な登場はアニメ70話「その者、裏七星」から。
明らかに昆虫族を使用する見た目にクラブ名、しかも美少女と多くの昆虫族使いを賑わせました。
出典:遊☆戯☆王SEVENS テレビ東京アニメ公式
ついでに植物族シリーズの花牙を使用する蘭世や凛之介と同じ一族。
69話の次回予告では多くの蔓が一纏まりとなり7つ目のモンスターが登場する描写。
この描写には「これは昆虫族と植物族の新種族フュージョン来るな!?」と予想する者もいたとか。
そしてアニメ70話放送の結果……。
フュージョンモンスター無し、使用モンスター全て攻撃力700……。
最早、呪いかな?
いや、600もステータスが上がったのだから大きな進歩なのでは……?(錯乱)
ただしこの七星ナナホという少女、主人公遊我の幼馴染という設定が判明。
出典:アニメ「遊☆戯☆王」公式
しかも遊我にトラウマを植え付けており、普段は冷静沈着な彼が彼女を一目見ただけでゴーハ本社のビルごと爆破しようとする程。
古今東、西主人公にトラウマを植え付ける幼馴染ヒロインは多数存在するが、再会しただけで爆殺されそうになったのは彼女だけではないだろうか……?他にもいたら教えて下さい。
更にはマキシマムモンスターのデータを盗むと言う暗躍を見せ、「昆虫族のマキシマムモンスターが登場するのでは!?」と多くの昆虫族使いを喜ばせた。
また、この時期にレギュラーパック「デッキ改造パック 創造のマスターロード!!」も発売。
守備力1500の下級ブロッカーである感謝するアリが追加されました。
アリが10匹いますね……。
どうでもいいですが全部羽アリです。
そして、その後のナナホちゃんのデュエルは……、
無し……。
0回……。
その後はデュエルをすることなくよくわからないキャラのままアニメが終了しました……。
昆虫族使いは幼馴染属性を持つ美少女でもこの扱いなのか……。
デッキ改造パック 運命のギャラクシー!!
2022/4/9。
アニメSEVENSも終了し新シリーズのアニメ「遊戯王ゴーラッシュ!!」の放送開始とともに発売されたレギュラーパック「デッキ改造パック 運命のギャラクシー!!」。
ここでようやく昆虫族にとっての真の革命が起きました……。
なんと相手モンスターの昆虫族化という新たなコンセプトを獲得し、実践レベルの昆虫族が多数追加!!
初期の遊戯王OCGでも寄生虫モンスターで相手モンスターを昆虫族化する戦術が存在しましたね。
実践レベルとは言い難い性能でしたが、あちらでも後に対戦環境で通用するレベルにリメイクされています。
今回のコンセプトの変化も、このOCGでの戦術を踏襲したのでしょう。
これらの効果で相手モンスターを昆虫族化することで多くのサポートカードが強化され、凶悪な弱体化や除去を使用できるようになります。
また、ドラモスの幼虫という手札交換も獲得したことで安定感も大幅に増すことに。
更に2種目となるATK1500の下級モンスターアトラス・コンバット・ビートルも追加と至れり尽くせり。
単純な打点も大幅に向上しております。
アニメでナナホちゃんが使用したカードも収録されており、守備表示に関する効果を持つ昆虫族の関連カードもいくつか見受けられますね。
この辺りもOCGの影響が多少ありそうです。
そして、何よりも最上級モンスター2種の追加が非常に大きいですね。
待望の素でATK2500の打点を持つディナス・ドルクスにランダム性が高いとはいえ高打点を得易いアングラード・ディグラという実践レベルの最上級がようやく追加されました。
アニメのシリーズが変わる程の時が経ちましたが、とうとう昆虫族単一デッキが組めるようになりましたね。
ただ、昆虫族化のコンセプトの割りに昆虫族化を行えるモンスターが少々不足している問題も残りました。
昆虫族化を補助する為にTCBを採用しているデュエリストも多く見られましたね。
テントウ
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
プロモパック「バトルパック2022 Vol.1」でアニメのテントウシリーズの一部が登場。
プロモパックでの昆虫族追加は久し振りですね。
現状はどちらも見るべき点の無いステータスですが、今後攻撃力700でテーマ化したら活躍が見出せるかもしれません。
夢中のパピヨン
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
2022/7/9にはレギュラーパック「デッキ改造パック 破滅のレクイエム!!」が発売。
ここでも昆虫族が1種追加。
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
追加されたのは夢中のパピヨンというモンスターです。
こんなん夢中になる……。
まさかの超絶美少女の虫娘。
しかもこの子、効果も超有能です。
既存のメカマンティスやフィブロンと異なり昆虫化効果の発動に自分フィールドや墓地の状況を問いません。
昆虫族化持ちでは圧倒的に扱い易いです。
そして自身を守備表示にするので一部昆虫族サポートの発動条件を容易に満たせるようになります。
更に条件を満たせば1ドローのオマケ付き。
条件は自身以外の表側守備表示モンスターなので自身以外の同名モンスターでも満たせちゃいますし相手モンスターが表側守備表示でも構いません。
強くて可愛い虫娘、最高です……。
この子、恐らくは「胡蝶の夢」を意識した効果でしょうね。
相手モンスターの昆虫族化は相手モンスターに「自身は夢で本体は蝶なのでは」と思わせている状態。
守備表示化は「眠り」を意味しているのだと思います。
後、イラストは蝶というより蛾ですね。
まあ、パピヨンってフランス語ですが蝶と蛾を区別していないですし、そもそも蝶と蛾が結構ファジーな分類なのでいちいちツッコむのも野暮な感はありますが……。
なお、当記事作成時点(22/10/24)では夢中のパピヨンが最後に登場した昆虫族モンスターとなります。
総評
いや~、改めてまとめてみると結構コンスタントにカードが追加されていますね。
書く前はもっと短い記事になると思っていましたが、総数が少ない割りに収録場所がバラけていて結果的に長い記事になっちゃいました。
この辺りとかある意味OCGの昆虫族と同じですね。
よくよく考えれば蟲惑魔も正にそんな感じの収録ですし。
まあ、なんだかんだで最低限必要なカードは貰えた感はありますが、やはり単純にカードプールがもっと増えて欲しくはありますね~。
やはり他の種族に比べてまだまだ層は薄いですし。より悲惨な魚族や岩石族とかもいるけど。
最上級も実践レベルは上述の2体のみで、選択肢の少なさはそのまま相手に戦術が筒抜けである事を意味しますから余計に。
現状は高レアリティにも恵まれていないので、ウルトラレア以上の昆虫族モンスターも欲しいですしね。
最後に
ゴーラッシュってSEVENSのキャラとそっくりさんが多いですよね?
ナナホちゃんのそっくりさんまだです?
出典:アニメ「遊☆戯☆王」公式
髪色が同じで七星家のランランが兼任とかはお願いだからやめて……。
昆虫族と植物族の両方にアカルイミライヲー。
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