おはようございます。
DIPTERAです。
今回は10/8に放送された「遊戯王OCGタイムズ」でマイ・フェイバリット・種族である昆虫族の新規が大量に公開されました!!
まさか、実際にフォトン・ハイパーノヴァに羽蛾関連カードが収録されるとは……。
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それでは、フォトン・ハイパーノヴァで追加される昆虫族関連カードを順番に見ていきましょう。
昆虫機甲鎧
完全にこれですね。
後述する装備時のステータスの上昇値は原作のレーザー砲機甲鎧を意識していると思われます。
原作でも印象的な初期羽蛾のエースだっただけにリメイク嬉しいです。
ラッシュだけど地味に似てる……。
向こうが意識したかもですが。
テキスト
昆虫機甲鎧
地属性/昆虫族/効果/☆5/ATK1500/DEF2600
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドに「昆虫機甲鎧」が存在しない場合、自分フィールドの昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。このカード及びこの効果で装備したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。
②このカードを装備したモンスターはお互いのバトルフェイズ及びメインフェイズ2の間、攻撃力が1500アップし、守備力が2000アップする。
性能面
レベル5の地属性昆虫族かつ攻撃力1500なので、共振虫や応戦するGのサーチに対応しますね。
このカードが①の効果で墓地から装備出来るので、前者は除外された時の墓地送りでも場に呼び込めます。
装備状態では②の効果で攻撃力+1500・守備力+2000という大幅なステータスの上昇が可能。
装備されるモンスターのステータスが余程低く無ければ大抵のモンスターを戦闘破壊できるようになりますね。
墓地からも装備出来るので手札コストとしても扱い易く、実質ノーコストの種族汎用でこれだけのパンプが行えるのは破格の性能です。
ただ、
- パンプはバトルフェイズとメインフェイズ2のみでメインフェイズ1には上昇しない
- 装備効果は実質使い切り
- 同名が場に存在すると自身の装備効果は使えない
と、結構融通は利きませんね~。
後述のグレート・インセクトの召喚条件がある程度軽いので仕方ないですが、縛りはパンプのタイミングか除外のどちらかだけでも良かった気がします。
甲虫装機辺りを警戒しましたかね?
一応、除外後はマイティ・ネプチューンのデッキ戻しで再度使用する事はできるので、それでフォローすることになりそうです。
1度に2枚除外できる点では相性が良いと言えますが、除外コスト多めの昆虫族だとやっぱり重いデメリットですね~。
超進化の繭というパワーカードが使い易くなるのは良いですね。
寄生虫パラノイド程ではないですが、有用なサポートになりそうです。
ジャイアント・メサイア
マジでメサイアの蟻地獄のリメイク来ましたね……。
嬉しいですが、まさか叶うとは思っていなかったです。
テキスト
ジャイアント・メサイア
地属性/昆虫族/効果/☆3/ATK1200/DEF1500
このカード名の①②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分の手札・墓地から昆虫族モンスター1体を選び、攻撃力・守備力500アップの装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
③1ターンに1度、昆虫族モンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に、自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ対象として発動できる。そのカードを破壊する。
性能面
こちらは昆虫機甲鎧と同じ応戦するGのサーチに対応。
レベル3なのでアルバレストで蘇生も出来ますね。
①は受動的な特殊召喚効果。
相手の不意は突けると思うので悪くは無いですが、基本的にはオマケになるかな?
③の除去効果とは非常に相性良いですし、②の装備効果を相手ターンにも発動可能になる点では充分に優秀ですが、思うように発動出来なかったり除去やカウンターも受け易いので過信は禁物ですね。
②は召喚・特殊召喚時に手札か墓地の昆虫族を装備できる効果。
「自分の手札・墓地」から装備できるので相手の妨害を受けにくく、特殊召喚時にも使えるので各種蘇生やリクルートでも積極的に発動を狙っていけますね。
自身の①の特殊召喚効果でも誘発できますが、相手依存なので基本的には自身のカード効果や通常召喚での発動を狙っていきたいところです。
活用法として、まずは自身の③の効果の破壊対象を自前で用意できますね。
詳細は後述。
装備カードが装備された昆虫族を即座に用意できるので超進化の繭とこのカードから任意の昆虫族を呼び出せます。
最近は強力な最上級昆虫族も増えてきたので、この運用方法でも活躍が期待できそうですね。
装備する昆虫族モンスターを応戦するG、共振虫、ゴキポールにすれば、墓地に送られた際にサーチやリクルートでアドバンテージまで稼げます。
この中でも応戦するGは上述の通りこのカードをサーチでき、相互シナジーが凄いです。
また、この効果で装備したらステータスも上昇し後述のグレート・インセクトの召喚条件も満たせるので、是非とも同時に採用したいですね~。
③の効果は昆虫族モンスターが戦闘を行う際にお互いの場のカードを1枚ずつ破壊できる効果。
自身のカードを巻き込みますが、昆虫族では貴重な万能除去。
特に魔法・罠の除去手段は本当に貴重です。
①の効果で相手ターンに特殊召喚しつつ除去効果で攻撃を牽制出来るので、防御札としてもそれなりに優秀。
除去が確定では無いですが、護封剣の剣士に近い動きができますね。
この効果のみ同名ターン1では無く昆虫族の直接攻撃でも発動できるので、複数体並べて相手の場を更地にすることもできそう。
おっかないな、この蟻地獄……。
一応、この効果の弱点としては戦闘を介する遅さと自身のカードも巻き込む点ですかね?
ただ、上述の通り自身の破壊対象は②の効果で自前で用意できますし、装備するモンスターによってはアドバンテージまで稼げます。
戦闘を介する遅さは気になりますが、それ以上に扱い易い万能除去を貰えた点の方が大きいというのが筆者の感想。
地味に相手の昆虫族の戦闘でも除去効果発動出来ますね。
その様な状況は少ないでしょうが、今後昆虫族が流行したりパラノイド投げた時等は有効に作用するタイミングがあるかも?
完全態・グレート・インセクト
こちらはグレート・モスとインセクト女王の融合した姿ですかね?
後述の召喚条件のコストは進化の繭を装備したラーバモス(プチモス)を意識していそうです。
テキスト
完全態・グレート・インセクト
地属性/昆虫族/融合/効果/☆9/ATK3000/DEF2600
昆虫族・レベル8モンスター+昆虫族・レベル7モンスター
自分は「完全態・グレート・インセクト」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。
●装備カードを装備した自分の守備力2000以上の昆虫族モンスター1体をリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる。
①このカードは戦闘では破壊されない。
②フィールドゾーンに表側表示でカードが存在する場合、自分・相手のバトルフェイズに1度、発動できる。相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
性能面
融合モンスターですが、所定のモンスターを1体リリースするだけで特殊召喚できるのでステータスの割に展開は容易。
昆虫族デッキの新たな切札となってくれそうです。
ただし正規融合や蘇生等も含め同名カードを1ターンに1度しか特殊召喚できないですので、複数体並べるにはターンを跨ぐ必要がありますね。
リリースするモンスターの条件は守備力2000以上の装備カードが装備された昆虫族。
ピコファレーナの装備効果を使用すれば守備力も500アップ出来るので条件を満たすモンスターを用意し易いですね。
そもそもですがピコファレーナが属する甲虫装機自体、下級共通の装備効果の存在と守備力を2600に固定するギガウィービルの存在から条件を容易に満たせます。
上述の通りジャイアント・メサイアは相性抜群。
装備する昆虫族を共振虫や応戦するG、ゴキポールにすればアドバンテージ稼ぎながらこのモンスターを特殊召喚出来ます。
もちろん、昆虫機甲鎧も装備効果とステータスアップから相性良いのですが、メインフェイズ1にステータスアップが適用されない点と除外デメリットの重さはデッキ構築段階でフォローしておきたいですね〜。
通常の融合召喚を目指すなら、騎甲虫の昆虫族サポートが非常に相性良いですね。
マイティ・ネプチューンとスティンギー・ランス、後者でサーチ出来る騎甲虫隊上陸態勢で簡単に融合召喚出来ます。
竜咬蟲もレベル変更効果を有するので素材として使い易いです。
壊獣にも素材条件を満たしているモンスターが。
この子達を超融合してやっても面白いですね。
出典:【公式】遊戯王OCG
先日公開された甲虫合体ゼクスタッガーもレベル8なので素材にでき、昆虫族デッキの展開札として優先する価値が高まりました。
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①は戦闘破壊されない永続効果。
このモンスターは素の打点が3000と高い為に元々戦闘破壊はされ辛く、直接アドバンテージに繋がる効果ではありませんが、最近の環境は容易に高打点のモンスターが出現するのであって困る効果ではないですね。
多少は場持ちが良くなるでしょう。
後述の②の効果の為にも場持ちは少しで良い方が助かりますし、破壊耐性持ちの高打点に無防備になる心配も無くなりますしね。
同じ羽蛾のモンスターのリメイクである変異態女王様と並べたら場持ちが凄まじく良くなります。なんか変態女王様みたいになった
今の昆虫族なら余裕で並べられそうですね。
寧ろ攻撃力3000あっても上から殴られて戦闘ダメージでワンキルも充分あり得るのが恐ろしい……。
同パックのフォトン&ギャラクシーはマジで火力オカシイですし。
昆虫族と相性の良いフィールド魔法であるG・ボールパークが戦闘ダメージを0にできるので、なんとかフォローはできそうですが……。
②はフィールド魔法が存在する場合に発動できる相手モンスターの全体除去。
これまた昆虫族の貴重な除去手段ですね。
タイミングはお互いのバトルフェイズに限定されているので、相手の展開を止める制圧手段としては使えません。
除去を受けたくない状況では相手はバトルフェイズには入らないでしょうし。
また、フィールド魔法が必要になるので相手の除去やそもそもフィールド魔法を呼び込めていない等、破壊効果を撃てない場面も多いでしょうね。
とはいえ、フィールド魔法こそ必要ですが展開が容易なモンスターですし、相手モンスターを全て除去する破壊力はなかなかのモノ。
除去効果発動後のデメリットも一切ないので、自分のターンで撃てればその後の総攻撃でゲームエンドまで持っていくことも容易でしょう。
相手ターン中であっても、相手が除去手段を持ち合わせていない状況では凄まじい牽制が可能。
昆虫族の新たな切札として申し分ない性能と言えるでしょう。
G・ボール・シュート
まさかのG・ボールパークの続編……。
あちらは野球でこっちはドッヂボールですかね?
ゴキボールが一体何をした……?
テキスト
G・ボール・シュート
永続魔法
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①このカードを発動したターンの自分メインフェイズに発動できる。自分の墓地からレベル6以下の昆虫族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
②手札の昆虫族モンスター1体を相手に見せ、相手フィールドの表側表示モンスター1体と、見せたモンスターより低い攻撃力を持つ自分フィールドの昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスター2体のコントロールを入れ替える。この効果で自分がコントロールを得たモンスターは昆虫族になる。
性能面
①の効果はこのカードを発動ターンのみに使用できる昆虫族の蘇生。
実質、初の昆虫族汎用蘇生魔法。
レベル制限も6以下なので幅広い昆虫族モンスターを蘇生できますね。
こんな強力な種族専用蘇生魔法を貰える日が来たことに感動……。
②のコントロール交換効果も非常に優秀。
①の蘇生と同一ターンに使えないのは残念ですが、サンドバッグを送りつけるなりスカウト・バギー等の特殊召喚制限を押し付けたり酷い嫌がらせができますね。
地味にコントロール奪取した相手モンスターを昆虫族にできるのも優秀。
縛りの多いEXの昆虫族モンスターの素材として活用し易くなります。
数少ない欠点として、どの効果も同名含めていずれかターン1なので基本的に2枚目以降は腐りますね。
装備カードを多用する昆虫族では魔法・罠ゾーンの圧迫は困りものですし、上述のジャイアント・メサイアの破壊対象に巻き込む等して処理しちゃいましょう。
樹冠の甲帝ベアグラム
出典:【公式】遊戯王OCG
ATK3000を上回る昆虫族ではかなり容易に特殊召喚出来る新たな切札も登場!!
また、初の昆虫族のホログラフィックレアでもあります。
昆虫族に最高レアリティが与えられる日が来るとは……。(感涙)
テキスト
樹冠の甲帝ベアグラム
地属性/昆虫族/特殊召喚/効果/☆9/ATK3400/DEF2800
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・墓地の昆虫族・植物族モンスター3体を除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
自分は「樹冠の甲帝ベアグラム」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の魔法・罠カードの効果の発動に対して、相手はモンスターの効果を発動できない。
②1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。昆虫族・植物族モンスター以外のフィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。このターン、このカードは直接攻撃できない。
性能面
召喚条件はデビルドーザーと似たようなもの。
コストは増えていますが昆虫族のみならず植物族もコストにでき、墓地からも特殊召喚出来るので一長一短。
召喚条件の重さはいつも通りパラノイドや超進化の繭で無視しても良いですしね。虫だけに
昆虫族デッキならマイティ・ネプチューンの召喚条件も満たせるので容易に大型モンスターを並べられます。
①は自分の魔法・罠に相手のモンスター効果のチェーンを許さない強力な効果。
このモンスターの展開自体を止められる可能性も高いですが、それでもマストカウンターに出来るだけで強力と言えますね。
コスト重めとはいえ墓地から特殊召喚出来るので、止められても直接的なアドバンテージの損失は少な目ですし。
②は昆虫族と植物族を除くモンスターの全体除去。
直接攻撃出来ないデメリットは大きいものの、多くのモンスターを一掃できるこの除去性能は相手にとって非常に脅威でしょう。
昆虫族と植物族は元々汎用的なモンスターが少な目かつ全体的に打点が低めのモンスターが多く、効果で仕留め損ねたこれらのモンスターは戦闘破壊できる場面も多いと思われます。
この対モンスター性能の高さでコストさえあれば何度でも蘇る様はまさに圧巻の一言。
甲帝(皇帝)の名に恥じない性能ですね……。
潜伏するG
Gシリーズまで追加。
イラストのおぞましさが既存のGの比じゃないですね……。
テラフォーマーかなにか?
テキスト
潜伏するG
地属性/昆虫族/効果/☆7/ATK1300/DEF2500
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。
①相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードは、このターンのエンドフェイズに表側守備表示になる。
②このカードがエンドフェイズにリバースした場合に発動する。フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
性能面
①は相手の特殊召喚をトリガーに自身を場にセットし、エンドフェイズにリバースする効果。
軽い条件で特殊召喚でき、裏側のまま場に維持できればエンドフェイズに②の効果が自動的に発動されますね。
②の効果はエンドフェイズにリバースした場合に発動する特殊召喚されたモンスター限定の全体除去。
ただ、自身も特殊召喚されたモンスターなので、この流れで②の効果を発動すると自身も破壊されてしまいます。
容易に特殊召喚可能で高めの守備力から一時しのぎの壁ぐらいには出来ますが、その用途でしたら他にも有用なモンスターが多数存在し、昆虫族に限っても上述のジャイアント・メサイアの方が(装備効果使用後も含め)守備力こそ劣るものの、除去によるアドバンテージと装備効果のコンボ性の高さから汎用性は遥かに優れています。
守備力も高めとはいえ過信できる数値では全くなく、現環境ではエンドフェイズまで維持できず戦闘破壊や効果で除去されるのがオチでしょう。
一応のメリットとして、レベル7なのでグレート・インセクトの正規融合の素材に出来る点ですね。
ただ、その場合でも同じレベル7で相手ターンにも容易に特殊召喚でき、サーチ効果で確実にアドバンテージを稼げるスティンギー・ランスが存在するのでやはり採用は厳しいと思われます。
あちらも攻撃力2400あるので、守備力2500のこちらと壁としての性能は大差ありませんし……。
総評
情報量が多過ぎますね。(嬉しい悲鳴)
本当にこれが去年1種しか追加されなかった種族でしょうか……?
えっ?オレ戦士族だけど……?(擬態中)
今回は本当に昆虫族使いには嬉しい新情報が多く、簡単に列挙するだけでも、
- 羽蛾関連の待望のリメイクがチラホラ
- 昆虫族では希少な除去や制圧効果の追加
- 昆虫族に初のホログラフィックレア
とより取り見取り。
出典:【公式】遊戯王OCG
この記事で紹介している以外にも実質初の自己特殊召喚可能な昆虫族チューナーや昆虫族の新たな展開札が同パックやVジャンプ付属で追加されており、昆虫族の大躍進に期待がかかります。
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本当に嬉しい……。
後、これはかなり個人的な意見としてですが、やはりアニメから入った昆虫族のファンとしては芋虫→繭→蛾というコンセプトのグレート・モスのリメイクも欲しいですね~。
OCGでは何故かラーバモス始動ですら無くなってますし……。
ただ、最近のKONAMI様なら数年後にはグレート・モスの正統リメイク出してくれそうな気もします。
気長に待つとしましょう。
昆虫族の未来は明るい!!
それでは、最後までありがとうございました!!
最後に
スケイルモースそろそろヤバい……?
昆虫族のサポートが少なかったから凶悪な効果の割りに日の目を見ませんでしたが、ここまで展開手段やサーチが増えてくると危険な香りが……。
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