おはようございます。
DIPTERAです。
2023/3/17に「VSパック マキシマム・フォース」に収録される海竜族の関連カードが実に10種も公開。
新規カードが2種、再録カードが8種となります。
海竜族と関係ないカードも2種公開されましたが、そちらは割愛。
まずは新規カードの紹介 & 雑感から。
新規カード
新規カードは2種ともに「アビス」の名を持つ罠カードです。
アビス・ガッシュ
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
効果は、墓地のカードがデッキに戻った時に、自身の海竜族1体の攻撃力を1000上げると言うもの。
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
「アビス」では『深淵竜神アビス・ポセイドラ[L]』や『深淵海竜アビス・クラーケン[L]』、『アビス・フラッシュ』、関連モンスターの『気昇のウェザエール』で簡単に条件を満たせます。
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海竜族の汎用カードでも『シードラゴン・ナイト』『軟体竜オウムガイラス』『海星の騎兵』『海竜クレインドロス』『グランド・エクストリーム』など、多くのカードがトリガーとなりますね。
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強力なパンプでこそあるのですが、発動タイミングが限られていてアドバンテージには繋がり難いです。
特にコンバットトリックとして一切使えないのが残念なところ。
一応、『パワー・ショック』と違って自ターンに発動できるのは強みですね。
後、OCGユーザーの方のために一応の補足。
OCGと異なりこのカードは条件(コスト)でデッキに戻っても発動可能です。
ラッシュでは「タイミングを逃す」という概念は有りませんので。
類似した例だと、『一時風鎖』が挙げられますね。
コチラは墓地送りですが。
ラス・オブ・アビス
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
効果は、自分の場に光属性か闇属性の海竜族が2体以上いる場合、相手の召喚モンスターを破壊できるというもの。
また、墓地レス条件を満たせば、召喚モンスターのみならず相手の表側モンスターを全て破壊できます。
言わば、条件が付いた代わりにステータスの指定が無くなり、強力な追加効果を得た『落とし穴』。
前半の効果だけなら『サイコの落とし穴』や『ジュエリーの落とし穴』とも類似しています
ただ、追加効果が極悪。
追加効果まで得て相手モンスターを全滅させれば、そのターンで相手が態勢を立て直すのはほぼ不可能でしょう。
ただ、相変わらずの墓地レス条件は満たすのにかなり苦労すると思われるので、そういった意味では良い塩梅の調整なのかな?
デュエルの趨勢を決めかねない強力な罠カードではあるのですが、気になる点が1つ。
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
「アビス」はマキシマムモンスター中心のテーマである筈ですし、このカードは明確に「アビス」に属しているのですが、何故か発動条件に自分のモンスターを2体要求しています。
マキシマム召喚されたマキシマムモンスターは1体扱いなので、マキシマム召喚した『深淵竜神アビス・ポセイドラ』や『深淵海竜アビス・クラーケン』では発動条件を満たせませんね。
「アビス」デッキの方向性が、またわからなくなってきた……。
一体、どんなデッキになるんでしょう……?
余談ですが、カード名を見るにこのカードは『ラス・オブ・ネオス』のパロディカードですかね?
イラストに共通点は見られませんし範囲も異なりますが、全体除去効果を有している点では共通しています。
再録カード
ここからは再録カード8種の雑感。
海竜-ダイダロス
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
まさかの『海竜-ダイダロス』がイラスト違いで再録!!
めちゃくちゃカッコいい……。
派生モンスターの多いOCGですらイラスト違いは登場していませんでしたから、これは本当に驚きました。
間違いなく「VSパック マキシマム・フォース」の当たり枠ですね。
当てても絶対に売れない……。
シードラゴン・ナイト
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
なんと、汎用性の高い下級海竜族『シードラゴン・ナイト』が待望の再録!!
シークレットレアのみで……。
だから何でシークレットレアのみ!?
『七宝船』もそうでしたが、高額汎用カードは入手し易くしてくれないと新規参入しづらいのに、公式はユーザーを増やす意志がないの!?
なんか、雲行きが怪しくなって来ましたね……。
海竜族の大型モンスターって天候も操れそうですしね……。 何を言ってるんだ、コイツ……?
せめて、封入率は1BOXでシークレットレアとオーバーラッシュレア各1にして下さい……。
海竜王グランガノス
後述の『海竜クレインドロス』を採用する際には優先される海竜族のエースモンスター。
ステータスは悪くないものの、効果はそれ程強く無いですね。
しかも、既に「最強バトルデッキ ズウィージョウ -虚空のヴォイドヴェルグ-」で何故か再録されていて入手は容易な部類です。
このモンスター再録する位なら『ヘッドバッドキャシャロット』を再録して欲しかったですね~。
それか、『ヘッドバッドキャシャロット』に変わるエースモンスターが新規で来るのかな?
海星の騎兵
海竜族の優秀な墓地肥やし要員。
『海』や『大海洋』を使用するデッキなら海竜族デッキに限らず採用できますね。
元が字レアで地味に入手が面倒ですし、多めに手に入るのはありがたいです。
海竜クレインドロス
このモンスターは完全に『海竜-ダイダロス』デッキ用ですね。
水属性デッキ以外では採用しづらいですし。
グランド・エクストリーム
これは『海竜-ダイダロス』デッキはもちろん、 全貌が見えていないので憶測の域を出ませんが 「アビス」デッキでも必須カードとなりそう。
なので、入手が難しいカードでは無いですがありがたい再録ですね。
「アビス」は最上級モンスターだらけですし、リリースで墓地にモンスターを落とすこと無く手札から直接展開できるので墓地レスの維持にも貢献します。
展開の要となるかもしれませんね。
消失の奔流
海竜族専用の魔法・罠除去カード。
海竜族デッキを組む上で選択肢に入ってくるので、一応はありがたいですか……。
『シードラゴン・ナイト』が低レアリティで再録の方が良かったというツッコミが聞こえてきそうですが……。
海
やはり『海竜-ダイダロス』デッキのキーカード。
高額では無いですが地味に入手が面倒なのもあり、嬉しい再録です。
ただ、どうせなら『大海洋』も一緒に再録して欲しかったですね~。
総評
新規カードは2種とも「アビス」に属する罠カードでしたが、テーマの方向性がまたわからなくなりました……。
マキシマム召喚は余り狙わない感じなのか……?
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
「マグナム・オーバーロード」がサルベージ効果やドロー効果を駆使して全力でマキシマム召喚狙って行く方向性になっていますが、「アビス」はあくまでアドバンス召喚がメインなのかも?
ここは未判明が公開されるのを待つしか無さそうです……。
そして、再録に関しては『海竜-ダイダロス』のイラスト違いが本当にカッコいいです!!
元のイラストもカッコいいのでデッキにどちらを採用するか悩むところですが、このイラスト違いも欲しい……。
これで既存の必須カードもかなり再録されましたし、新規ユーザーも『海竜-ダイダロス』デッキを組み易くなりましたね。
一応、『シードラゴン・ナイト』は必須とまでは言えませんし……。
いや、本当に汎用カードをシークレットレアのみで再録するのやめて……。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『シードラゴン・ナイト』のモチーフはウィーディーシードラゴンと思われるのですが、この生物、オーストラリア南部やタスマニア島の沿岸部にのみ生息する比較的希少な種なんですよね。
だから、高レアリティなのかな……?それでもやめて……。
後、もう片方のオーバーラッシュレア枠も気になりますね。
個人的には、最近のコイントス関連カードの強化と、このパックに機械族の「マグナム・オーバーロード」が収録されている点から、機械族レジェンドカードである『リボルバー・ドラゴン』のイラスト違いを疑っております。
昔、OCGでは海外版イラストの『リボルバー・ドラゴン』が「ザ・ヴァリュアブル・ブック5」の付属カードとして登場しており、このイラストを踏襲して再録されるかも?
残りの「アビス」にオーバーラッシュレアと、今後の情報公開にも期待がかかりますね〜。
……、このカードもちゃんと再録して下さいね……?
最後に
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
「アビス」魔法・罠カードのイラストには全て深海生物っぽいモンスターが描かれていますね~。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『アビス・フラッシャー』にはシャコ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『アビス・ガッシュ』にはマクロファリンクス。
『ラス・オブ・アビス』には……、アンコウ……?
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
擬似餌らしきモノは見当たりませんが、カエルアンコウ(旧イザリウオ)の仲間、特にハナオコゼに似ている気がします。ハナオコゼ深海生物じゃないけど……。
これらもモンスターとして登場するんでしょうかね?
登場したらしたらで、本当に「海竜族」のアイデンティティがどこにあるのかわかりませんが……。
この海竜族のカオスっぷり……、嫌いじゃないです……。
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