出典:Vジャンプ編集部
「Vジャンプ(2025年8月号)」にて漫画「遊☆戯☆王OCG STORIES 魔導大戦編(OCGストーリーズ)」第2話「世間知らず」が掲載されたので、内容を要約しました。
出典:VジャンプWEB<公式>
「Vジャンプ(2024年3月号)」から「Vジャンプ(2025年4月号)」に渡って連載されていた「遊☆戯☆王OCG STORIES マギストス編」の続編となります。
それでは、以下よりネタバレ注意です。
【ネタバレ有り】ストーリー概要
異世界の扉『テウロギア』が開かれたことにより異質な魔力が流れ込んできた世界で、クロウリー、サンドリヨン、エンディミオンの3人がゾロアと激しい戦いを繰り広げた前作。
出典:Vジャンプ(2025年7月号)
前回の第1話「皇国の王子」では最終決戦を終えたクロウリー、サンドリヨン、エンディミオンのその後が明かされ、本筋ではそれらの中からエンディミオンの築いた「エンディミオン皇国」を中心にストーリーが描かれています。
出典:Vジャンプ(2025年4月号)
特に、前作にもたびたび登場していたエンディミオンとアルテミスの子「レグルス」が成長し、本ストーリーの主人公格にしてキーパーソンとなっていますね。
エンディミオンは迫りくる人類への脅威に対抗するためエンディミオン皇国と魔法国家ラメイソンの統合を計りますが、そのためにはラメイソンへの侵攻が必要不可欠。
しかし、その軍事侵攻を成功させるためにはアルテミスから受け継いだレグルスの魔力が必要であり、その際は彼を50年間仮死状態にする必要がありました。
出典:Vジャンプ(2025年7月号)
そのことがレグルスにバレたエンディミオンはレグルスを魔法で捕えようとしますが、ヴェールの力を借りて城からの脱出には一先ず成功。
出典:Vジャンプ(2025年7月号)
しかし、その後ローグに追い詰められたところから今回の物語は始まります。
- ローグに追い詰められたレグルスは、10年前に彼と出会った時の事を回想する。
- 父であるエンディミオンに「特殊部隊の隊長」「これからはレグルスの武術指南役」とローグを紹介される。
- レグルスはローグに仮面を着けている理由を問うが、「100年前の戦争で傷を負った」「取ると恐ろしい顔が現れる」と言い、レグルスは「取らなくていい」と返す。
- ローグはレグルスに「あなたは恵まれた魔力がある」「備わった魔力を第三の目として使うのです」「それが習得できれば、よほどの敵でない限り負けない」と伝える。
- レグルスはローグの殺気を視認し、その後に剣戟でローグの剣を弾く。
- 一連の回想が終了後、レグルスはローグに決闘を申し込む。
- レグルスは「私が勝ったらお前たちは引き返せ」と言い、ローグは決闘を承諾する。
- レグルスはローグの殺気を視認しようとするが、ローグは殺気を消してレグルスの頰を斬り付ける。
- レグルスはローグに「今まで手を抜いていたのか?」と問い掛け、ローグは「レグルス様が未だ武の高みに至っていないだけ」「驕慢なだけの若者となったあなたに、何かの高みには行き着けない」と返す。
- ローグは「命さえ奪わなければ何をしても良いとエンディミオン陛下から言われている」ことをレグルスに告げ、彼の右肩を斬り付ける。
- レグルスは「たとえ死のうとこの身は渡さん」と言い残し、崖から転落。
- ネズミに変身したジェニーがヴェールを起こし、「ローグがレグルスを斬ったこと」「レグルスは崖から落ちて行方不明であること」を報告する。
- ヴェールは「エンディミオンがレグルスの魔力で戦争を起こそうとしていること」「さすがにレグルスが可哀想だったから逃がしてやったこと」をジェニーに伝える。
- 2人はレグルスがエンディミオンに見付かったら戦争が起きて「ペンタメローネ」(「ウィッチクラフト」の街)が巻き込まれると結論づけ、ジェニーの魔法で鷲に変身したヴェールがレグルスを捜索する。
- レグルスは馬小屋で目覚め、「命さえ奪わなければ何をしても良い」というエンディミオンの指示を思い出し涙を流す。
- ルーサーという少年からスープを渡され飲むが、余りの不味さに容器をルーサーに投げ付ける。
- ルーサーの兄ベンジーが怒って駆け付け、「おかしなものを食わされた」と主張するレグルスに対して、ベンジーは「これは俺たちが毎日食ってるもん」と言い返す。
- レグルスは自身が王子であることをベンジーに証明しようとするが、紋章の入ったマントをローグとの決闘の際に脱ぎ捨てており、証明できない。
- レグルスは出歩き村の光景を目にする。
- ベンジーはレグルスの傷を心配するが、レグルスは「身体は生まれつき頑丈で、多少の傷ならすぐに塞がる」と返す。
- ベンジーは「人間じゃねぇ…」と言うが、レグルスは「半分は人間だ…」と言い返す。
- ベンジー曰く、ここは首都から遠く離れた下流の村。
- レグルスは荒廃した貧しい村の現状を見て「ここは本当にエンディミオン皇国なのか?」「エンディミオン皇国は全土が繁栄しているはず」と問う。
- ベンジーは「そりゃとんだ世間知らず」「エンディミオン皇国が栄えているなんて大嘘」「首都から離れればこんな村はいくらだってある」と答える。
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
雑感
第2話「世間知らず」でした。
出典:遊戯王ニューロン
ローグ、OCGでの扱いと異なりかなり強かったですね~。
手加減していた回想と異なり、終始レグルスを圧倒していました。
捕まらなかっただけ不幸中の幸いでしょう。
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
ただ、ワザとレグルスを見逃がした様に見えなくも無いのが気になるところ。
レグルスに対する糾弾も、見ようによっては諭している様にも聞こえますしね。
出典:遊戯王ニューロン
彼が炎属性な点や顔を頑なに晒さない点も意味深に感じますが、それは流石に考え過ぎかな?
出典:遊戯王ニューロン
そして、「ウィッチクラフト」勢力もレグルスの確保に動き出しました!!
出典:遊戯王ニューロン
1話目の時点で察せはしましたが、彼女たちも積極的に介入していく流れの様です。
出典:Vジャンプ(2025年7月号)
それと、1話に登場していた「黄金の鷲」って、もしかして「ウィッチクラフト」の関係者だったのかな?
ヴェールは「七色の子豚」以外に自力で変身できず、タイミング的にはジェニーの変身魔法でも無さそうですし、他の「ウィッチクラフト」のメンバーが変身していたのかも知れません。
色+動物という命名法則も類似していますし、「ウィッチクラフト」関係者である可能性は充分にありそうです。
最後に、肝心のレグルスの所在ですが、首都から遠く離れた貧しい村に漂着していることが早くも判明しましたね。
一先ずは、優しい兄弟に拾われた様で何よりです。
ただし、ここで彼はエンディミオン皇国にも貧しい村が存在するという現実を突き付けられることとなりました。
私はある程度の経済格差は仕方ない側面もあると思っているのですが、仕方ないで済まされるレベルでは無さそうですね~。
出典:Vジャンプ(2025年7月号)
ただ、実際に脅威が差し迫っている(とエンディミオンが判断している)以上、取捨選択が必要なのも事実。
経済的弱者を切り捨て軍事に力を注ぎ込むというのも、国防、引いては人類の為に必要となる場面もあるでしょう。
出典:遊戯王ニューロン
エンディミオンの本心は未だ明言されていないものの、清濁併せ呑む必要もある立場ですし、一概に否定はできませんね~。
国の為に息子の仮死状態を受け入れるというのも為政者としては優れた判断と取れますし、善悪は本当に一面的に評価できません……。
出典:Vジャンプ(2025年8月号)
後、どうでも良いのですが、10年前のレグルスでかくないです……?(困惑)
出典:遊戯王ニューロン
恐らく5歳前後と思われるのですが、アルテミスの血の影響で成長が早いのでしょうか……?
とにもかくにも、エンディミオン皇国の実態を知ったレグルスが今後どの様な判断を下すのか、非常に見ものですね~。

ついでにヴェール(「ウィッチクラフト」勢力?)と合流する可能性も高そうですし、ますます今後の展開に期待してしまいます!!
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