おはようございます。
DIPTERAです。
今回はマイ・フェイバリット・テーマである聖天樹、及び関連テーマである聖蔓、聖種について語っていくシリーズの第3弾。
当記事では上記のカテゴリに属するカードの中から残りのサポートカードを紹介していきます。
カテゴリ全体の詳細は第1弾のカテゴリ編を、主軸となるモンスターは第2弾の通常モンスター・リンクモンスター編をご参照ください。
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初めに
当記事では既存の関連カードの中から第2弾で紹介し切れなかったカードを全て紹介していきます。
全てが聖天樹・聖蔓・聖種のいずれかに属していますね。
今回紹介するモンスターは前回紹介したモンスターと異なり主軸とはならないものの主要モンスターたちを強力にサポートしており、重要度が高いカードも多いです。
魔法・罠に関しては種類が少ないものの全体的な質は高めですね。
メインデッキの関連モンスター
聖種(サンシード)
聖種の影芽(サンシード・シャドウ)
聖天樹デッキの展開力を高める重要な下級聖種。
植物族通常モンスターが場に存在すれば自身を特殊召喚できる効果を有しており、聖天樹デッキの展開力を高められます。
ほとんどの場合は聖種の地霊で条件を満たすことになるでしょう。
更には墓地効果でリンク状態の聖天樹・聖蔓のリンク2以下を複製できるので連続リンク召喚を狙う際には重宝します。
ただ、唯一残念なのが聖蔓の剣士との噛み合わせの悪さ。
聖蔓の剣士のコントロール奪取効果が特殊召喚扱いの為、奪う相手モンスターが植物族でない場合は影芽の誓約で奪えませんね。
余談ですが、アニメではエクストラリンクに関する効果を持つ貴重なモンスターでした。
後、イラストだけ見れば完全に闇属性。
聖種の天双芽(サンシード・ツイン)
唯一のレベル2の関連モンスター。
こちらは墓地から植物族通常モンスターを展開します。
やはり、ほとんどの場面で地霊を蘇生することになるでしょう。マジで休ませてあげて……。
墓地効果は場のリンクモンスターと墓地のリンクモンスターを入れ替える効果。
不要なリンクモンスターを剣士と入れ替えたいですね~。
母なる樹の共通効果で展開した聖蔓リンクモンスターは蘇生できないので注意が必要です。
また、入れ替えると言っても場のリンクモンスターを除外してしまうので可能なら相手のリンクモンスターを奪って入れ替えたいですね。
イラストは双子の幼いドリアードって感じですね。
聖種ですが、イラストはどちらかといえば聖蔓っぽい。
その他
聖蔓の乙女(サンヴァイン・メイデン)
聖蔓の名を持つモンスターですが、リンクモンスターでは無いので自身はカテゴリに含まれておりません。
聖天樹を対象を取る効果から守れる便利な子です。
自身を特殊召喚しつつ無効なのでアドバンテージを減らさずに使える防御札ですが、ステータスが皆無なので容易に戦闘されますし、虚無空間やギガンティック・スプライト等で実質効果を無効にされるのもツライですね~。
専用の魔法・罠に破壊耐性を付与できますが、このカードの場持ちが悪過ぎて如何せん……。
イラストは蔓製のワンピースを着たドリアードの少女といった感じ。
聖天樹関連カードの萌枠ですね。植物だけに。
魔法 & 罠
聖天樹(サンアバロン)
『「サンアバロン」魔法・罠カード』でカテゴライズされていますが、現状は魔法カードは存在せず罠カードが1種のみ。
聖天樹の開花(サンアバロン・ブルーミング)
めちゃくちゃ綺麗なイラストの永続罠。
場にリンク4以上の植物族リンクモンスターが必要とクセが強いですがフリーチェーンで相手フィールドの全てのモンスター効果を無効にできるのは非常に強力。
イラストに写っているだけあって、このカードをサーチ可能な聖天樹の大母神でも発動条件満たせますね。
もう一つは植物族リンクモンスターの攻撃宣言時にリンク先のモンスターの攻撃力分上昇させる効果。
上向きのリンクマーカー持ちなら相手のメインモンスターゾーンやエクストラモンスターゾーンのモンスターに対してオネストの様な戦闘補助を行えますね。
ただ、この用途では右上向きや左上向きのマーカーを持たない聖天樹・聖蔓リンクモンスターでは狙い撃ちできる相手モンスターが限られます。
下向きのリンクマーカーを持つ大樹型の聖天樹で自身のモンスターの攻撃力を集約する運用が適していそうですね。
大母神でリンク先の剣士の攻撃力分パンプさせればワンキルも難しくない総打点を確保できます。
剣士が複数いたり大母神の正面に攻撃表示の相手モンスターがいれば単騎で10000越えの打点も難しく無いですね
聖蔓(サンヴァイン)
魔法カードが3種存在。
こちらも聖天樹と同じく『「サンヴァイン」魔法・罠カード』でカテゴライズされていますが、あちらとは対称的にこちらには罠カードが存在しません。
聖蔓の社(サンヴァイン・シュライン)
爆発力は無いですし手札コストが必要ですが、同名ターン1無しで継続的にアドバンテージを稼げる展開の要。
永続魔法の性質上どうしても除去は受け易いですが、毎ターン地霊を蘇生出来るのは優秀ですね。
③の効果は使用機会少なそうですが、上述の開花以外にも聖天樹と相性の良い永続罠はいくつかあるので、役に立つこともあるかも?
このカードに限った話では無いですが、本当にイラスト良いな~。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
個人的に奈良尾のあこう樹を彷彿とさせました。
生きている間に1度は行きたい。
聖蔓の播種(サンヴァイン・ソウイング)
現状、聖天樹テーマ唯一のOCGオリジナルにして最大級のパワーカード。
聖天樹の聖蔓リクルートを自発的に行える自傷ダメージと天双芽のリクルートを同時にこなし、聖天樹デッキの展開力を大幅に底上げしました。
詳細は割愛しますが、このカードの登場で地霊+影芽+適当な手札1枚の3枚から関連カードだけでエクストラリンクする事が可能になる程。
これにはスペクターもニッコリ。
しかも墓地に置いておけば植物族モンスターの破壊の身代わりにもなるオマケ付き。
場に維持したい聖天樹には最高のサポートですね。
総じて関連する魔法・罠では現在最も重要度の高いカードと言えます。
幼精のサーチ先としても筆頭候補でしょう。
余談ですが、自身はサンヴァイン、テキストはサンアバロンとサンシードのサポート、イラストはサンアバロンに属する聖天樹の大母神とサンシードに属する聖種の地霊という、少し面白いカードでもありますね。
聖蔓の交配(サンヴァイン・クロスブリード)
リンクモンスターをコストに墓地の植物族を蘇生できますが、効果は無効になりますし聖天樹デッキでは現状有効な使い道が余り無いですね。
リンク1を高リンクに変えられますし、サーチも容易なのでピン挿ししておけば役に立つタイミングがあるかも程度です。
どちらかと言えばイラストの考察が捗る1枚。
乙女が生み出されているんですかね?
総評
既存の関連カードは全て解説できましたので総評を。
アニメでの扱い、コンセプト、モチーフ、イラストと、どれを取っても非常に魅力的なテーマだと私は感じています。
特にアニメでのスペクターと聖天樹の演出は遊戯王アニメ史上最も心を打たれたと言っても過言では無い位です。
そして、ライヴ感が大事なアニメでは仕方のない事ではあるのですが、アニメ産テーマはテーマの動きやコンセプトにおいて一貫性や纏まりに欠けることが多いです。
近年ではOCG化に際しての調整(魔改造)やOCGオリジナルサポートカードなどで補われることも多いのですが、聖天樹はその中でもアニメ登場時点で比較的テーマとして纏まった動きをしていた稀有なテーマであるともいえると思います。
特に以下の様な特徴からリンクモンスターの特性をコンセプトや戦術レベルで最も生かし切れていたテーマなのでは無いでしょうか?
- 種子→大樹→巨大樹という成長の流れをリンク素材とリンク1~4で再現
- 横向きのリンクマーカーを持つ聖天樹リンクモンスターによるリンク先の拡張=枝葉を伸ばす樹
- リンク状態やリンク先を参照する効果も散見
ただ、それ故にやはりOCG化が遅れたのは残念と言わざるを得ないです。
素人意見ですが、アニメ現行中に聖天樹をOCG化しなかったのは販促的にも非常にマズかったのでは?
「COLLECTION PACK 2020 キャラクターテーマカード OCG化投票」の投票結果を見るにOCG化が望まれていた事も間違いないでしょうし、個人的にはVRAINS最大の失敗だったと思っています。
聖天樹に今後期待する事
現状関連カードが17種しか存在しないので新規カードの追加が待ち遠しいところ。
デッキビルドパック産のOCGオリジナルテーマの多くと同数程度で、出し逃げテーマや単発キャラではなくまとまった数が登場したアニメ産テーマとしては比較的少な目ですね。
参考までに、花札衛で現在23種です。
追加がある場合、リンクモンスターはEXがカツカツなのもあって追加されても持て余しそうですが、メインデッキはスカスカなので増やして欲しいですね~。
聖蔓の乙女以外の聖蔓モンスターもOCGオリジナルで追加してメインデッキの聖蔓モンスターもカテゴリに属する様にサポートしてくれるのが個人的な理想だったりします。
何よりアニメで印象的だった魅力的な未OCGが多く残っているので、それらを年末恒例のプレミアムパックや来年のアニメーションクロニクル等でOCG化して欲しいです。
いつになるかはわかりませんが、コンセプトもイラストも大変に魅力的なテーマなので今後の追加が楽しみ過ぎるテーマですね!!欲望むき出しになっちゃいました。
次回予告
既存の関連カードは全て解説し終えましたが、上でも少し触れた通りアニメで登場しつつもOCG化されていない関連カードが6種も残っています。
次回の第4弾でこれら未OCGカードを解説し、このシリーズを締めたいと思います。年内に間に合わなかった……。
アニメで登場した印象的なカードやキーカードがなかなかOCG化されない例は少なくないですが、聖天樹の関連カードには特に多い印象ですね。
まあ、今に始まったことでは無いですけど……。
需要はともかく、この辺りの残りとかは一生拾われ無さそう……。
最後に
他のテーマや記事でもよく言っていますが、このカテゴリのカードもイラストが非常に綺麗なのでスーパーレア以上にして光らせて欲しいですね~。
当記事で紹介した聖蔓の社や聖天樹の開花もめちゃくちゃ光ると映えそうですし、主軸となる聖天樹リンクモンスターは既に光っている大母神以外も光らせたい……。
特に大精霊はアニメでエース扱いも受けていますし、精霊も進化前の幼精よりレアリティ下がっているのが悲しくて……。
いつかレアリティ・コレクションなどで高レアリティで再録されたら嬉しいですね~。
ちなみに海外では光っています。羨ましい……。
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