おはようございます!!
DIPTERAです!!
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
以前の記事で紹介した、2024/2/10発売の遊戯王ラッシュデュエルの基本パック「超越のトランザム」に収録される『アビスカイト・レイ・モノクローム』の考察記事です。
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出典:YouTube『遊戯王ラッシュデュエルTV』
アニメゴーラッシュ!!でクァイドゥールが使用したトレモロのカード。
アニメ版と異なり属性縛りが追加されていますが、アニメでも光属性と闇属性をコストに発動されたので再現性は問題無しですね。
それでは、以下より記事本文です。
アビスカイト・レイ・モノクローム
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
テキスト
罠カード
【条件】相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
【効果】お互いの墓地のモンスター(レベル4以下/光属性・闇属性)を合計3体選んで持ち主のデッキに戻す。その後、攻撃してきたモンスターの攻撃力をターン終了時まで、[この効果で戻したモンスターのレベルの合計]×200ダウンする。
イラスト
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
「アビスカイト」関連カードでは初めて『輝鋼超竜デヴァスター・オケアビス』がイラストに写っていますね。
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「レイ(Ray)」というだけあり、光線を放っていて迫力が凄い……。
また、カード名の「モノクローム(Monochrome)」を意識してか全体的に黒っぽい色合いですが、単色画と言うほどでは無いですね。
カード名
「光線」を意味する「レイ(Ray)」に「単色画」を意味する「モノクローム(Monochrome)」と、色彩や光と関係が深め。
出典:photosku.com
この辺りは、カラーリングがRGBカラーモデルの
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
『アビスカイト・アンジュ』(赤)、
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
『アビスカイト・カレン』(緑)、
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
『アビスカイト・リーム』(青)。
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光そのものを黄色のカラーリングで表現していると思われる『輝鋼超竜デヴァスター・オケアビス』などと同様と言えます。
赤紫と水色のマキシマムモンスターが登場するならともかく、「スーパーマキシマムトレモロガールズ」(『アビスカイト・アンジュ』、『アビスカイト・カレン』、『アビスカイト・リーム』のそっくりさん)の三人がマキシマムモンスターになったのが『輝鋼超竜デヴァスター・オケアビス』なので、恐らくは黄色では無く光がモチーフ。
また、『アビスカイト・レイ・モノクローム』と、アニメゴーラッシュ!!で「アビスカイト」デッキの使用者であるトレモロの名前が含まれていますね。
メタ的な話をすれば、クァイドゥールが『輝鋼超竜デヴァスター・オケアビス』や他の「アビスカイト」カードを差し置いてこのカードをトレモロの代表カードとして使用したのは、デュエルの展開的に汎用的な効果の罠カードが欲しかったからでしょう。
ただ、カード名にトレモロが含まれている点を考慮すれば、設定面でも充分に納得。
文字通りの代名詞カードですし。
性能面
攻撃反応型の「アビスカイト」罠カード。
コストとして墓地の光属性・闇属性下級モンスターを3枚デッキに戻し、相手の攻撃モンスターの攻撃力を戻したモンスターのレベルに応じて弱体化させる効果を持っています。
弱体化の倍率はレベル1につき200と高く、下級モンスター3体でも充分な数値の弱体化を狙えますね。
墓地コストですが、相手の墓地のモンスターも使用可能。
しかし、属性縛りの関係から余り依存すると発動できない可能性が高くなります。
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
汎用性の高い下級モンスターが多い属性ではあるものの、やはり自身のモンスターでコストをまかなう事は前提としておくべきでしょう。
一応、光属性・闇属性の下級モンスターを相手が多用する場合には、多少の遅さはあるものの1種の墓地阻害カードとしても機能しますね。
そしてこのカードの最大の魅力ですが、それは相手の攻撃モンスターのレベルを一切問わない点。
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
弱体化の数値の大きさからマキシマムモンスターやフュージョンモンスターも返り討ちにしやすく、状況次第では『青眼の究極竜』ですら返り討ちに出来るでしょう。
ついでに相手の墓地リソースも削れたら儲けもの。
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
特に、圧倒的な汎用性を誇る『レジェンド・マジシャン』や『天終の怪依』を戻せたら弱体化の数値もそれなりに上げられます。
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
『レジェンド・ストライク』や『天始の怪依』を腐らせるのは流石に難しいですが、状況次第では結構刺さるかもですね。
相性の良いデッキ
コストと効果の性質上、光属性・闇属性のレベル4を多用するデッキであれば効果を最大限効果を生かせますね。
例えレベルが低くとも、合計レベルを5程度にできれば1000前後の弱体化を狙え、充分に実用的な性能の戦闘補助となります。
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
まずは自身も属する「アビスカイト」デッキですが、ここは微妙。
『輝鋼超竜デヴァスター・オケアビス』を多く採用するマキシマム召喚軸の場合、デッキ内の高レベルモンスターの比率が自然と高くなります。
そのためコストの捻出が難しく、採用は難しいですね。
反面、『輝鋼超竜デヴァスター・オケアビス』を多く採用しない「アビスカイト」デッキではコストの確保が容易。
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
「アビスカイト」下級モンスターはレベル2と低めですが、それでも1200もの弱体化を狙え、『アビスカイト・ミラクルガールズ』や『アビスカイト・パーティ』の効果を受けたモンスターなら多くの攻撃モンスターを返り討ちにできるでしょう。
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しかし、このカードは他の「アビスカイト」罠カードと異なり専用サポートが存在しません。
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使い回しも難しく、結果的にほとんどの「アビスカイト」デッキでは優先度が落ちそうです。
出典:【公式】遊戯王ラッシュデュエル
後、闇属性を主体にした「アビス」デッキも存在しますが、ここはレベルが高いモンスターが多く、墓地リソースもカツカツなので採用はかなり厳しいでしょう。
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出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
その他の光属性・闇属性下級モンスターが多いテーマデッキですが、「セレブローズ」デッキでは実質専用サポートカードの『セレブ・リベレイション』か『破光の渦』で良さそうですね。
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同弾初登場となる「プライム」も光属性統一テーマですが、このテーマは高レベルが多くてコストの捻出に苦労しそう。
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レベルが3と、そこそこの高さの下級モンスターで染まりがちな「秘密捜査官」デッキも存在しますね。
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しかし、その「秘密捜査官」デッキも『秘密FILE33-怨みの散華』という、ほとんど上位互換に近いカードが……。
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
光属性・闇属性の双方を多く採用する「ハイテクドラゴン」デッキは一見相性が良さ気ですが、このテーマは下級モンスターのレベルが全体的に低く、最大限効果を生かせませんね。
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上記の通り光属性・闇属性デッキでも微妙に採用しづらいデッキが多いですが、私が最も相性に優れると感じるのがフュージョン召喚軸の「ギャラクティカ」デッキと「ヴォイドヴェルグ」デッキ。
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出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
極端に高レベルや低レベルに寄っていませんし、効果による除去よりも戦闘破壊で対処されやすいフュージョンモンスターを多用するデッキということで、採用価値は充分にあると感じます。
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
特に「ヴォイドヴェルグ」デッキではマキシマムモンスターに対応できる罠カードが「ヴォイドヴェルグ」デッキと相性の良いものでは少なく、この点でも貴重なサポートとなりますね。
出典:遊戯王ラッシュデュエル – 公式サイト
「ギャラクティカ」デッキでも、破壊による除去を行う『ヴァキュア・アナイアレイション』がマキシマムモンスターには通りづらく、高レベルの通常モンスターが必須という条件の重さからこのカードを優先しても良さそうです。ギャラクシー族のサポートかな?
総評
間違い無く使いやすいカードなのですが、光属性・闇属性の下級モンスターを多用するデッキだと意外と選択肢が少ないですね。
該当デッキでも専用の強力な罠カードが既に存在していたりして、微妙に候補から外れそうで……。
このカードに限った話では無いですが、活躍できるかどうかは今後のカードプール次第な気がします。
サポート先である光属性・闇属性テーマが優遇されがちで逆に居場所を奪われているという、ある意味珍しい例でしたね。
最後に
アニメに登場した「アビスカイト」の実装率、凄いですね~。
出典:YouTube『遊戯王ラッシュデュエルTV』
同じ「アビス」の「アビスレイヤー」も含め、カード化待ち自体は結構多いんですけど……。
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一時期は「アビスカイト」も『アビスカイト・ヴァイオレートヘイロー』がなかなか実装されずにヤキモキしましたが、無事に実装されましたしね。
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それでも5ヶ月近く掛かってはいるのですが、1年2ヶ月以上掛かった「楽姫」フュージョンモンスターに比べれば全然ヌルいです……。
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他にも『冥装パラスタンド』や『大魔法羊女メェ~グちゃんMAXウール』も音沙汰ありませんし、『眠れる森のマレフィ・テントウ』とか公式も存在忘れてそう……。
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出典:YouTube『遊戯王ラッシュデュエルTV』
「アビスカイト」がここまで順調に回収されているとなると、現状唯一の未実装「アビスカイト」カードである『アビスカイト・ディープシールド』も遠くない内に回収されちゃうかも?
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