出典:Vジャンプ編集部
「Vジャンプ(2025年10月号)」にて漫画「遊☆戯☆王OCG STORIES 魔導大戦編(OCGストーリーズ)」第4話「アポッソ」が掲載されたので、内容を要約しました。
それでは、以下よりネタバレ注意です。
【ネタバレ有り】ストーリー概要
最初に前回のあらすじ。
出典:Vジャンプ(2025年9月号)
貧しい村に流れ着いたエンディミオン皇国の王子レグルスは、重税を支払えない代わりに役人に村の子供たちをさらわれる場面に遭遇。
さらわれた子供たちを救うため、単身で役人の屋敷へ向かいました。
出典:Vジャンプ(2025年9月号)
その道中でレグルスを捜索していたヴェールと合流。
彼女に協力してもらい、屋敷への潜入と子供たちの奪還を成功させます。
出典:Vジャンプ(2025年9月号)
その後、父であるエンディミオンが開発した魔法石(魔力カウンター)で異形の姿へと変貌した領主と対峙。
出典:Vジャンプ(2025年9月号)
母アルテミスから受け継いだ魔力を矢に込め、領主を一撃で下した場面から今回の物語は始まります。
- 『領主を倒したレグルスにベンジーとナックが駆け寄るが、ベンジーは不意打ちでレグルスの後頭部を殴打し、気絶させようとする。
- ナックはベンジーの突然の凶行に困惑するが、ベンジーは「こいつをレジスタンスに売れば村の人々の生活の足しになる」と発言する。
- レグルスはその言葉を聞き、そのまま気絶する。(気絶したフリ?)
- レグルスとヴェールは拘束されて馬車で運ばれる。
- ヴェール曰く、魔法を連打していたら元の身体に戻り、そのまま眠気で昏倒した。
- 2人は逃げようと思えば馬車から逃げられるが、村の助けになるために敢えて売られてから逃げることをレグルスは画策する。
- ヴェールはレグルスの考えに感心し、レグルスは「レジスタンスのリーダーにも興味がある」と告げる。
- レジスタンスに売り渡される際、ヴェールはベンジーに「恩人を売るなんて最低」と発言し、レグルスにもなにか言うように促す。
- レグルスはベンジーに、ルーサーへの謝罪の言葉を言伝するように頼む。
- ベンジーはレグルスの発言に驚き、バツの悪そうな表情を浮かべる。
- 2人は顔を隠されたエンディミオン軍の斥候と共にレジスタンスの裁判にかけられる。
- レジスタンスのアイソンは斥候に対して死罪を言い渡すが、レグルスは「無茶苦茶だ」と異議を申し立てる。
- それに対しアイソンに「お前が代わりに罪を被るか?」と問われ、ローグに言われた「所詮、あなたの正義は自分のためだけのもの」と言われたことを思い出す。
- レグルスは「代わりになる」と発言しヴェールを驚かすが、斥候が制止する。
- 斥候の正体はレジスタンスのリーダーであるアポッソであり、レグルスが話し合うに値する相手か試していたことを明かす。
- アポッソ曰く、自身はレジスタンスではなく思想家であり、考えに共感してくれた人々の集団がレジスタンスと呼ばれ始めただけ。
- そのため、アポッソ本人は基本的にエンディミオン皇国とも対立する気は無い。
- ただし、「三賢者(マギストス)」が残した秩序はもう古く、「もう王は必要ない」「神の下、権力は個人一人一人に委ねられるべき」とも語る。
- レグルスに神が誰かと問われ、アポッソは「ハッキリとは分からないが、僕は啓示を受けた」と、手のひらの痣(左右それぞれに3つの勾玉のような模様)を見せながら答える。
- アイソンは、「アポッソ様の父上は貧しさ故に盗みを働く罪人だったが、それでもアポッソ様は多くの人間を惹きつける」「レグルス殿は家柄なしに人を集められるのか?」とレグルスに語りかける。
- レグルスはローグに「あなたは王となるべき器ではありません」と言われたことを思い出す。
- エンディミオン軍が近付いているという伝令を受け、アポッソはレグルスとヴェールに「君たちは自由だ」と告げて去ろうとする。
- 「人質にしないのに、なんで私たちを買った?」とレグルスに問われ、アポッソは「ベンジーの村に寄付しただけ」と返す。
- アポッソは去り際に「僕は争う気はないが、王を倒すのを期待している人たちがいる」「人々の意思が集まれば僕には止められないが、そうならないことを祈っている」と言い残す。
- エンディミオン皇国がなくなること、父が王でなくなることを人々が望んでいるという事実に、レグルスは自分の存在意義を見失いかけ強く困惑する。
- そんなレグルスをヴェールは自分ごと川に突き落とし、水面で空を見上げながら「世界の空はもっとでっかい」「そこを飛び回れる翼を持ちな」と激励の言葉を贈る。
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
雑感
第4話「アポッソ」でした。
前回とは打って変わって派手な戦闘シーンこそ無いものの、かなり密度が濃い話でしたね~。
最初に驚かされたのは、ベンジーの仕打ち対するレグルスの対応でしょう。
出典:Vジャンプ(2025年9月号)
今までは感情的に動く印象を受ける彼でしたが、意外と頭は切れる方の様ですね。
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
ベンジーの立場にもしっかり配慮しつつ、逃亡のタイミングもしっかり見計らっていると、非常に合理的かつクレバーに立ち回っていました。
皇族なので教育水準が高いというのももちろんあるのでしょうが、彼の高潔な人格ありきの英断であるのは間違いありません。
前回の話に続き、彼のイメージがどんどん良くなっていきますね~。
ベンジーたちともいつか再会し、和解して欲しいところです。
出典:Vジャンプ(2025年9月号)
そして、前回その存在に言及されたレジスタンスとそのリーダー『アポッソ』が早くも登場!!
今回の話を見る限り、そこまで過激な思想を持つ人物とは思えませんでしたね。
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
「神」という言葉を多用し「啓示を受けた」などと発言しているのでややスピリチュアルに傾倒している気はしないでもないですが、あくまで平和を望む好青年といった印象です。
「神の下、権力は個人一人一人に委ねられるべき」という考え方からも、独裁的なリーダーよりも議会のような民主的な政治形態を求めているのは間違いないでしょう。
しかし、その実かなり急進的な思想も持ち合わせている様に思えました。
まだ登場したばかりで完全に彼の本心を窺い知れた訳ではありませんが、「王は必要ない」と言い、「人々の意思で皇国が打倒されるのであればそれも致し方無し」と考えている節もありますしね。
エンディミオン皇国とレジスタンスは結局敵対してしまうのか、それとも共存の道を目指すのか、これからの両勢力の動向に要注目です。
出典:遊戯王ニューロン
ただ、ゾロアを退けて世界を救ったことや魔法石の発明というエンディミオンの功績から、立憲君主制のような政治形態を目指すのも悪くないようには感じるんですよね~。
わざわざ王を廃さなくても、民主的な政治形態という彼の願いは叶えられそうに感じます。
出典:遊戯王ニューロン
まあ、現在の腐敗した権力構造に加え、魔法国家ラメイソンに一度武力侵攻していることからも、民意を得られないと言われたら致し方無しですが……。
出典:Vジャンプ(2025年7月号)
いずれにせよ、「大きな災い」が実際に来るのであれば一時的にでも統一国家、または連合軍などの緩やかな共同体を作る必要はあるでしょうし、平和的に2カ国が協力関係を結べる様な展開となることを祈るばかり。
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
協力関係と言えば、「ベンジーの村へ寄付した」という発言に見られる通り、アポッソとレグルスの思想は意外にも親和性が高そうに見えますね。
それこそ、レグルスを王とした立憲君主制なら上手く行きそうでは……?
上述したベンジーへの対応からも、レグルスは割りと王の器でしょう。
出典:Vジャンプ(2025年9月号)
果たして、レグルスはレジスタンスと共に行動(=父であるエンディミオンと対峙)するのか、それとも父の元へ帰るための妥協案や交渉材料を入手するのか……。
これから彼がどの様に選択をし行動するのか、非常に気になるところです。
出典:Vジャンプ(2025年10月号)
後、話の本筋とは関係ありませんが、レグルスとヴェールがマジで良いコンビですね~。
この2人、恐らくは120歳前後の年の差があるのですけども……。(苦笑)

レグルスとヴェールのカップリング、推せるかも……?(錯乱)
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